【防災士が解説】防災×引っ越し|土砂災害警戒区域を知らずに住む危険性

引っ越し先を決めるとき、
家賃・間取り・駅距離は見るのに、
土砂災害警戒区域を確認しない人が非常に多いのが現実です。

しかし防災士としては、ここを最優先で見てほしいと強く感じます。


■① 土砂災害警戒区域とは何か

土砂災害警戒区域とは、
・がけ崩れ
・土石流
・地すべり

が発生する恐れがあるとして、
都道府県が指定した区域です。

「起きるかもしれない」ではなく、 「条件が揃えば起きる場所」と理解してください。


■② 警戒区域と特別警戒区域の違い

土砂災害区域には2種類あります。

・土砂災害警戒区域(イエロー)
・土砂災害特別警戒区域(レッド)

特に特別警戒区域は、
・建物倒壊の恐れ
・人命に直接影響

が想定される、極めて危険なエリアです。


■③ 「今まで大丈夫だった」は通用しない

土砂災害は、
・長年起きていない場所
・静かな山沿い住宅地

でも、ある日突然発生します。

近年の豪雨は、
・想定を超える雨量
・短時間集中型

が当たり前になっています。

過去の安全=未来の安全ではありません。


■④ 引っ越し時に必ず確認すべきポイント

土砂災害に関して、最低限確認してください。

・自宅が区域内か
・裏山・崖が近くにないか
・擁壁の有無と状態
・雨が降ったときの水の流れ

現地を雨の日に見るのも、非常に有効です。


■⑤ マンション・アパートでも油断しない

「集合住宅だから安心」というのは誤解です。

・敷地の裏が急斜面
・駐車場が谷地形
・避難路が山側

こうした条件が重なると、
建物自体は無事でも避難ができない事態になります。


■⑥ 避難のタイミングが生死を分ける

土砂災害は、
・前触れが分かりにくい
・発生から数十秒で致命的

という特徴があります。

そのため、
・警戒レベル3
・高齢者等避難

この段階で迷わず行動することが重要です。


■⑦ 夜間・豪雨時は特に危険

土砂災害は、
・夜間
・視界不良
・停電

と重なりやすい災害です。

暗闇での避難は、
・転倒
・方向喪失

のリスクが一気に高まります。


■⑧ 引っ越し後すぐに家族で共有する

土砂災害の怖さは、
知っている人と知らない人で差が出る点です。

・どの方向に逃げるか
・山側に近づかない
・避難判断の基準

家族で必ず共有してください。


■⑨ 区域内に住む場合の現実的対策

すぐに引っ越せない場合もあります。

その場合は、
・早めの避難を前提にする
・雨量情報を常に確認
・夜間は特に警戒

「逃げる前提の生活」を意識することが重要です。


■まとめ|土砂災害は“気づいた時には遅い”

土砂災害は、
・音もなく
・一瞬で
・命を奪います。

だからこそ、
引っ越し時に
土砂災害警戒区域を知っているかどうかが、
将来の生死を分けることもあります。

知らなかったでは済まされない。
それが土砂災害です。

引っ越し=安全確認。
この意識を、ぜひ持ってください。

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