災害のあと、
「心が壊れる」とは
どういう状態なのか。
これは特別な人の話ではありません。
誰にでも起こる、自然な反応です。
■① 感情が消える
最初に起きやすいのは、
悲しみでも怒りでもなく、
何も感じなくなること。
・嬉しくない
・悲しくない
・怖さもない
心が自分を守るために
感情のスイッチを切っています。
■② 判断が極端になる
心が疲れると、
判断は二択になります。
・全部ダメ
・もう無理
・絶対こうだ
柔軟さが消えるのは、
脳が疲弊しているサインです。
■③ 体が先に反応する
心より先に、
体に出ることも多い。
・眠れない
・食べられない
・胃が痛い
・頭が重い
これは「気のせい」ではありません。
■④ 人との距離が変わる
・人に会いたくない
・連絡が怖い
・優しさが重く感じる
孤立ではなく、
防御反応です。
■⑤ 些細なことで限界が来る
水が出ない
音がうるさい
順番が遅い
普段なら流せることが、
耐えられなくなる。
これは弱さではありません。
■⑥ 自分を責め始める
「自分が悪い」
「もっとできたはず」
被災者にも、
支援者にも起きます。
責任感の強い人ほど、
陥りやすい状態です。
■⑦ 回復前のサインでもある
実はこれらは、
壊れた証拠ではなく、 限界に気づいたサイン。
ここで休めるかどうかが、
回復の分かれ道です。
■⑧ 周囲がやってはいけないこと
・無理に元気づける
・正論で諭す
・比較する
心が疲れている時、
正しさは刃になります。
■⑨ 一言まとめ
心が壊れるとは、
弱くなったことではありません。
守ろうとして、 力を使い切った状態です。
防災とは、
壊れないことではなく、
壊れても戻れる社会を
作ることです。

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