能登半島地震で避難された方が、最も困ったことは何か。
答えは――断水による生活用水の不足です。
飲料水だけではありません。
トイレ、手洗い、歯磨き、体拭き。
水が止まると、生活は一気に不安定になります。
■① なぜ断水が最大の問題になるのか
水はすべての基盤です。
・飲む
・食べる
・洗う
・流す
断水が起きると、衛生状態が急速に悪化します。
防災士として強く伝えたいのは、
水不足は精神的にも大きな負担になるということです。
■② 6割超が「断水」を最大の困りごとに挙げた
報道各社の調査では、避難者の6割以上が断水を最大の問題と回答。
トイレが使えない。
手が洗えない。
清潔が保てない。
この状況が長期化しました。
■③ 物資不足も深刻だった
・食料不足
・毛布不足
・トイレットペーパー不足
・プライバシー不足
道路寸断により物資が届かず、支援も遅れました。
「行政が何とかしてくれる」は現実的ではありません。
■④ 備蓄率は約半数、十分ではない
全国調査では、備蓄実施率は48.6%。
推奨される「3日分以上」の水と食料を
十分に備えている家庭は多くありません。
「5人に1人しか備えていない」という指摘もあります。
防災格差が現実として存在しています。
■⑤ 行政備蓄にも限界がある
能登地震では、想定を超える避難者数により
行政備蓄は早期に不足しました。
行政側が言いにくい本音は、
「個人備蓄がなければ支えきれない」という現実です。
■⑥ なぜ水は最優先なのか
人は水なしで長くは生きられません。
目安は1人1日3リットル。
飲料+調理+最低限の衛生。
最低3日分、できれば7日分が理想です。
■⑦ 実際に多かった誤解
防災士として現場で多かった誤解は、
「スーパーに行けば何とかなる」
という考えです。
災害時、店は閉まり、物流は止まります。
■⑧ 今日からできる備え
・1人1日3L×3日分以上
・簡易トイレの備蓄
・生活用水の確保(ポリタンク)
・ローリングストックの実施
これが現実的な備えです。
■まとめ|水が止まると生活が止まる
能登半島地震で最も困ったことは断水でした。
結論:
断水は必ず起きる前提で、水とトイレを最優先で備えることが命を守る。
防災士として強く伝えたいのは、
水の備えは「余裕」ではなく「最低条件」だということです。
出典:日本経済新聞・読売新聞等の能登半島地震避難者調査報道

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