災害時に最も早く不足するものの一つが「水」です。断水が起きると、飲み水だけでなく、調理や衛生面にも大きな影響が出ます。中でも5年保存水は防災備蓄の基本ですが、「実際に何本あれば足りるのか分からない」という声も多く聞かれます。防災の視点から、家族人数別に必要量を整理します。
■① 断水が起きたときに水が必要になる場面
断水時に水が必要なのは、飲料だけではありません。調理、口をゆすぐ、最低限の手洗いなど、生活のさまざまな場面で水が使われます。想像以上に消費量が多いことを理解することが重要です。
■② 防災備蓄でよく言われる水の目安量
一般的には「1人1日3リットル」が目安とされています。これは飲料用と最低限の生活用水を含めた量で、災害時の最低ラインです。この基準をもとに備蓄量を考える必要があります。
■③ 一人暮らしの場合に必要な本数
一人暮らしの場合、2リットルの保存水で換算すると、1日あたり約2本が必要です。3日分なら6本、7日分なら14本が目安となります。余裕を持たせることで、安心感が大きく変わります。
■④ 家族2〜4人世帯の場合の考え方
家族2人なら1日4本、4人なら1日8本が目安です。3日分であっても相当な本数になりますが、断水が長引くケースを考えると、可能な範囲で備蓄を増やすことが大切です。
■⑤ 高齢者や子どもがいる家庭での注意点
高齢者や子どもは脱水症状になりやすく、水分管理が特に重要です。体調不良時や服薬時にも水が必要になるため、一般的な目安より多めに備える意識が必要です。
■⑥ 5年保存水を選ぶメリット
5年保存水は、頻繁に入れ替える必要がなく、備蓄管理がしやすい点が大きなメリットです。長期保存が可能なため、防災初心者でも継続しやすい備えになります。
■⑦ 保管場所とローリングストックの考え方
保存水は分散して保管することで、取り出せないリスクを減らせます。また、日常生活で消費しながら補充するローリングストックを取り入れることで、無駄なく備蓄を続けられます。
■⑧ 水の備えが生活の安心感を左右する
水が十分にあるだけで、避難生活の不安は大きく軽減されます。食事や体調管理がしやすくなり、冷静な判断につながります。
■まとめ|水の備えは命を守る基本
5年保存水は、防災備蓄の中でも最優先で整えるべきアイテムです。家族人数や生活状況に合わせて、必要量を具体的に把握しておくことが重要です。
結論:
5年保存水は、家族構成に応じた本数を具体的に計算して備えることが、防災対策の基本です。
防災士として現場や被災者の声を聞いてきた経験からも、水が十分に確保できている家庭ほど、落ち着いて避難生活を送れていると強く感じています。

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