【防災士が解説】防災×新学期|ハザードマップを“見て終わり”にしないための実践ポイント

新学期は、
・通学路
・生活圏
・行動時間帯
が変わる節目です。

このタイミングで必ず確認してほしいのがハザードマップです。
ただし、「見るだけ」では防災になりません。


■① ハザードマップは“危険の答え合わせ表”

ハザードマップは、
・洪水
・土砂災害
・津波
・高潮

などの起こりうる被害を可視化した地図です。
「安全地図」ではなく、「危険が想定される地図」であることを、まず理解しましょう。


■② 新学期は生活圏がズレる

新学期は、
・登下校ルート
・放課後の行動範囲
・部活動や習い事

が変わりやすく、これまで見ていたハザードマップの範囲外に出ていることが多々あります。

学校周辺だけでなく、
・自宅周辺
・通学路全体
・放課後に立ち寄る場所
まで含めて確認が必要です。


■③ 子どもに「色の意味」を教える

ハザードマップは色分けされていますが、
子どもは意味を知りません。

・この色は「水が来るかも」
・この線は「崩れる可能性」
・白い場所も「安全とは限らない」

色の意味を、必ず言葉で伝えましょう。


■④ ハザードマップと現実は完全一致しない

重要な視点として、
ハザードマップは想定です。

・想定以上の雨
・想定外の地震
・地形や工事による変化

により、被害は拡大することがあります。
「ここは色が薄いから大丈夫」は危険な思い込みです。


■⑤ 通学路とハザードマップを重ねる

おすすめなのは、
通学路を地図上に重ねて見ること。

・冠水しやすい道路
・川沿い
・崖下

を把握し、
「ここは雨の日に通らない」
と具体的に決めておくことが重要です。


■⑥ 避難所=安全とは限らない

ハザードマップを見ると、
避難所自体が浸水想定区域にあるケースもあります。

これは珍しいことではありません。
・どの災害の避難所か
・どのタイミングで使うのか

を確認しないと、
避難そのものが危険になることがあります。


■⑦ デジタルと紙、両方備える

ハザードマップは、
・スマホ
・自治体サイト
で簡単に確認できます。

しかし災害時は、
・通信障害
・電池切れ
が起きます。

紙で印刷し、
家族が見える場所に貼っておくことも立派な防災です。


■⑧ 「見た」ではなく「話した」が重要

防災で最も大切なのは、
家族で話すこと。

・ここは危ない
・ここは避ける
・ここに逃げる

ハザードマップを使って会話することで、
子どもの判断力が育ちます。


■まとめ|ハザードマップは“使ってこそ防災”

ハザードマップは、
・見る
・理解する
・行動に落とす

ことで初めて意味を持ちます。

新学期は、
生活が切り替わる絶好の防災タイミング。

「この地図、ちゃんと使えている?」
そう問い直すことが、
命を守る第一歩になります。

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