春は防災の見直しや準備を一人で進めやすい季節ですが、その備えが周囲に共有されていないケースは少なくありません。災害時、共有されていない備えは実質的に存在しないのと同じです。防災士の視点から、春に見落とされがちな“防災の共有不足”のリスクを解説します。
■① 防災は個人作業になりやすい
チェックリストや備蓄は一人で進められがちですが、災害時は必ず複数人が関わります。
■② 知られていない備えは使われない
非常用品の場所、連絡方法、避難先を知らなければ、どれだけ整っていても役に立ちません。
■③ 「分かっているはず」が最大の誤解
家族や同居人が理解している前提で進めると、非常時に混乱が起きます。確認していない理解は存在しません。
■④ 共有不足は初動を止める
誰が何をするか分からない状態では、行動が止まり、判断が遅れます。初動に大きな差が出ます。
■⑤ 全員に同じ理解は必要ない
完璧な共有は不要です。「最低限これだけ知っている」状態を作るだけで行動は大きく改善します。
■⑥ 口頭で伝えるだけでも効果がある
資料や表がなくても、会話で伝えるだけで防災は共有できます。形式より中身が重要です。
■⑦ 共有は一度で終わらせない
生活環境は変わります。定期的に話題にすることで、防災は自然に更新されます。
■⑧ 春は共有を始めやすい季節
新年度・新生活の春は、防災を話題に出しやすく、共有のハードルが低い時期です。
■まとめ|防災は共有して初めて機能する
一人で整えた防災は、災害時には機能しない可能性があります。共有こそが防災力です。
結論:
春の防災では、備えた内容を周囲と共有し、「知っている状態」を作ることが最も重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、事前に情報共有ができていた家庭や職場ほど、災害時の混乱が少なく、落ち着いた対応ができていると強く感じています。

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