春はしとしと降る春雨のイメージがありますが、前線の影響で短時間に雨量が増え、浸水被害が起こることがあります。見た目の穏やかさに油断すると、初動が遅れやすいのが春雨の特徴です。防災士の視点から、春雨による浸水対策を解説します。
■① 春雨は「弱そうで危険」な雨
春雨は強く降っていないように感じやすく、外出や片付けを続けてしまいがちです。しかし、地面や排水が追いつかず浸水が進行するケースがあります。
■② 都市部は排水能力を超えやすい
都市部では舗装面が多く、短時間の雨でも排水が追いつかず道路冠水が発生します。側溝やマンホール周辺は特に注意が必要です。
■③ 低地・半地下は優先的に警戒する
半地下の住宅や低地は、周囲より早く水が集まります。春雨でも浸水が始まる可能性があるため、早めの対策が重要です。
■④ 雨量より「継続時間」を見る
春の浸水は、強い雨よりも長時間降り続くことが原因になる場合があります。雨量だけで判断せず、降り続く時間にも注意します。
■⑤ 室内への水の侵入経路を確認する
玄関、勝手口、通気口、排水口など、水が入りやすい場所を事前に把握します。簡易止水や土のう代替策を準備しておくと安心です。
■⑥ 車の冠水被害に注意する
道路冠水時に無理に走行すると、エンジン停止や立ち往生につながります。春雨でも水位が上がっている場所は通行しない判断が必要です。
■⑦ 夜間の浸水は特に危険
夜は水位が見えにくく、判断が遅れがちです。春雨が続く夜間は、早めに安全な場所へ移動する意識が重要です。
■⑧ 事前の情報確認が被害を防ぐ
気象情報や河川水位、道路情報をこまめに確認することで、浸水リスクを早く察知できます。春は油断せず情報を見る習慣が大切です。
■まとめ|春雨は「静かに進む浸水」に注意
春雨による浸水は進行が緩やかな分、気づいた時には危険な状況になりやすい災害です。早めの判断が被害を防ぎます。
結論:
春の防災では、春雨による浸水を想定し、早めの対策と行動判断が重要です。
防災士として現場を見てきた経験から、雨が弱いうちに行動できた人ほど、浸水被害を最小限に抑えられていると強く感じています。

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