被災地派遣やLOとして災害現場に立つ中で、常に感じていたのは「人手不足」と「判断の遅れ」でした。
未来の防災で注目されているのが、避難誘導ロボットの活用です。これは単なるSFではなく、現場課題から生まれた現実的な選択肢です。
■① 避難誘導ロボットとは何か
避難誘導ロボットとは、
音声・表示・光・AI判断を用いて、人を安全な方向へ導く装置です。
駅、地下街、商業施設、病院などでの活用が想定されています。
■② なぜ人だけの誘導では限界があるのか
災害時、
・職員が被災する
・同時多発で対応できない
・夜間や停電で視認性が落ちる
こうした場面を、私は何度も見てきました。
■③ 被災地で感じた「誘導の難しさ」
実際の現場では、
「どこへ行けばいいかわからない」
「人の声が聞こえない」
という混乱が、避難の遅れを生みます。
■④ ロボット誘導の強み
・疲れない
・同じ指示を繰り返せる
・多言語対応が可能
これは、人の代替ではなく“補完”として非常に有効です。
■⑤ 未来予想:避難所・地下空間での活躍
特に地下街や大型施設では、
ロボットによるルート提示と人の声かけを組み合わせた
ハイブリッド避難が主流になります。
■⑥ 誤解されがちなポイント
ロボットが「全部やってくれる」わけではありません。
判断の最終責任は人にあります。
ここを誤解すると、防災は逆に弱くなります。
■⑦ 自律型避難との相性
避難誘導ロボットは、
自律型避難を“助ける存在”です。
考えなくてよくするのではなく、判断を軽くします。
■⑧ 導入で本当に大切なこと
技術よりも、
・平時からの訓練
・住民が見慣れていること
これがなければ、機能しません。
■まとめ|ロボットは「判断を支える道具」
結論:
避難誘導ロボットは、人の代わりではなく、人を助ける存在である。
元消防職員として断言できます。
未来の防災は、テクノロジーと人の判断が重なったとき、初めて強くなります。
ロボットを使う防災ではなく、ロボットと一緒に行う防災へ進む時代です。

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