三が日は、防災の視点で見ると一年で最も動きにくい期間です。
被災地でも「正月だったから対応が遅れた」という場面を何度も見てきました。
だからこそ三が日の防災グッズは、
“使おうとしなくても役に立つもの”を基準に考える必要があります。
■① 三が日は「探せない・買えない・聞けない」
三が日に災害が起きると、
・店が閉まっている
・人に聞けない
・情報が少ない
という状況が重なります。
被災地では、
「持っていなかった」よりも
「どこに置いたか分からない」ことの方が深刻でした。
三が日の防災グッズは、
探さなくても手に取れる場所にあることが最重要です。
■② 被災地で本当に使われた三が日グッズ
現場で実際に使われていたのは、
高価な防災用品よりも、次のようなものです。
・懐中電灯(家族分)
・モバイルバッテリー
・カイロ
・ウェットティッシュ
・使い慣れたマスク
特別な道具より、
普段使いの延長が一番役に立ちました。
■③ 「開けなくていい」防災グッズが強い
三が日は、
・疲れている
・酔っている
・判断力が落ちている
という状態になりがちです。
被災地では、
「袋を開ける」「説明書を読む」こと自体が負担になる場面がありました。
だから三が日の防災グッズは、
・すぐ使える
・考えなくていい
・迷わない
これが重要です。
■④ 三が日の防災グッズは“分散”が基本
一か所にまとめた防災セットは、
三が日には逆に不便になります。
・寝室
・リビング
・玄関
最低でもこの3か所に、
小さな防災グッズを分けて置く方が安全です。
被災地では、
「防災リュックが取りに行けなかった」例も少なくありませんでした。
■⑤ 子どもと高齢者は“自分専用”を用意
三が日は家族が揃う反面、
行動がバラけやすい時期です。
被災地では、
・子どもが不安で動けなくなる
・高齢者が寒さで体調を崩す
というケースが目立ちました。
小さなポーチでもいいので、
本人が持てる防災グッズを用意しておくと安心です。
■⑥ 三が日の防災グッズは「足さない」
正月前になると、
あれもこれも足したくなります。
でも被災地で感じたのは、
多すぎる防災グッズは使われないという現実です。
三が日の防災グッズは、
・少ない
・軽い
・分かりやすい
これだけで十分です。
■⑦ 何も使わなければ、それが正解
三が日の防災グッズは、
使わないまま正月が終わるのが理想です。
何も起きなかった正月は、
最高の防災成果です。
静かに過ごすための最低限。
それが三が日の防災グッズの役割です。

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