【防災士が解説】防災×正月⑧|お正月の車中泊は危険も多い 冬の防災ポイントを整理する

正月の帰省や旅行、
災害時の一時避難として
「車中泊」を選ぶ人は少なくありません。

しかし被災地の現場で見てきた立場から言うと、
冬の車中泊は、正しく備えないと一気に危険になります。

特に正月は要注意です。


■① 正月に車中泊が増える理由

正月は、

・帰省ラッシュ
・大雪や事故による通行止め
・避難所が混雑している

などが重なり、
「仕方なく車で一晩過ごす」状況が起きやすい時期です。

被災地でも、
避難所に入れず車中泊を選んだ人を多く見ました。


■② 冬の車中泊で一番多いリスクは「低体温」

冬の車中泊で最も多かった問題は、
寒さによる体調悪化です。

・エンジンを切ると一気に冷える
・寝袋がなく眠れない
・体がこわばって動けなくなる

被災地では、
「眠れずに体力を消耗し、その後の行動が遅れた」
というケースが目立ちました。


■③ エンジンをかけっぱなしは命の危険

正月の車中泊で絶対に避けたいのが、
エンジンのかけっぱなしです。

・一酸化炭素中毒
・雪でマフラーが塞がれる

被災地では、
実際に命を落とした事例もありました。

寒さ対策=エンジン
という考えは、非常に危険です。


■④ 車中泊で最低限必要な防寒対策

被災地で助けになったのは、

・厚手の毛布
・寝袋
・アルミシート
・カイロ

高価な専用品より、
家にある防寒具を持ち込むことが重要でした。

正月の今、
車に1セット積んでおくだけでも違います。


■⑤ 正月は「服装のまま車に乗る」危険

正月は、

・部屋着
・薄手の服
・スリッパ

で車に乗ることが多くなります。

被災地では、
「その格好で車中泊は無理だった」
という声を何度も聞きました。

正月の車移動は、
外に出られる服装が前提です。


■⑥ 長時間の車中泊は「血栓」に注意

冬の車中泊で忘れてはいけないのが、
エコノミークラス症候群です。

被災地では、

・長時間動かない
・寒さで体を縮める

ことで体調を崩した人がいました。

・定期的に足を動かす
・水分をとる

これだけでもリスクは下げられます。


■⑦ 正月の車中泊は「一時しのぎ」と割り切る

被災地経験から言えるのは、
車中泊は短期間の避難手段だということです。

・できるだけ早く安全な場所へ
・無理をしない
・体調を優先する

正月は予定を優先しがちですが、
命より大事な予定はありません。


■⑧ 正月の車中泊防災は「想定しておく」だけで変わる

正月に車中泊になる可能性は、
誰にでもあります。

・渋滞
・大雪
・地震

今このタイミングで
「もし車で一晩過ごすなら?」
と考えておくだけで、防災力は確実に上がります。

車中泊は便利ですが、
冬はリスクが高いことを忘れないでください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました