豪雨のたびに起きる河川事故の多くは、「まだ大丈夫」という判断から始まります。普段見慣れた川ほど油断しやすく、気づいた時には逃げられない状況になります。河川増水時に、どこからが危険なのかを整理します。
■① 水位が低く見えても危険
水かさが増えていなくても、流れが速くなっていれば危険です。水量より「勢い」を優先して判断する必要があります。
■② 護岸の縁は立ち入り禁止ライン
コンクリート護岸の端は非常に滑りやすく、転落すると自力脱出が困難になります。縁に立つ時点で危険域です。
■③ 橋の上も安全ではない
橋の上は風と雨で足元が不安定になります。増水した川を覗き込む行動は、事故の典型例です。
■④ 膝下でも流れがあれば危険
膝下の水深でも、流れがあると足を取られます。一度転倒すると、流される速度は想像以上です。
■⑤ 夜間・雨天は距離感を誤る
暗さと雨で水位や流れが分かりにくくなります。「昼なら大丈夫」という感覚は通用しません。
■⑥ 子どもは特に近づきやすい
増水した川を「見たい」「触りたい」と近づく行動は非常に危険です。大人が距離を取らせる判断が不可欠です。
■⑦ 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのは、「写真を撮るために近づいた」ケースです。足を滑らせ、そのまま流されていました。
■⑧ 今日できる最小の備え
増水時は「川に近づかない」を家族の共通ルールにしてください。曖昧さをなくすことが事故防止につながります。
■まとめ|河川は近づかない判断が最強
河川増水時に必要なのは、観察ではなく距離を取る判断です。
結論:
河川増水時は「縁に立たない・近づかない」判断が命を守ります。
防災士として現場を見てきた中で感じたのは、助かった人ほど「見るのをやめて離れていた」という点です。危険に近づかないという自律型避難の意識が、豪雨時の河川事故から命を守ります。

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