災害現場は、
「助け合いの場」であると同時に、
犯罪捜査の現場にもなります。
しかし現実には、
善意の行動が証拠を消してしまうことが少なくありません。
防災と犯罪捜査は、
実は深くつながっています。
■① 災害現場で犯罪は本当に起きている
結論から言うと、
災害時こそ犯罪は起きやすいです。
過去の大規模災害では、
・空き巣
・窃盗
・詐欺
・不審火
・暴行
が実際に発生しています。
混乱・無人・停電。
これらは犯罪者にとって好条件です。
■② 「善意の片付け」が証拠を消す
よくある光景です。
・倒れた物を元に戻す
・燃えた物を片付ける
・汚れを洗い流す
防災的には正しそうに見えますが、
犯罪捜査の視点では致命的です。
足跡、指紋、燃え方、配置。
すべてが重要な証拠です。
■③ 火災現場は特に慎重に扱う
火災が起きた場合、
「事故」か「事件」かはすぐに分かりません。
・出火点
・燃え広がり方
・残留物
これらは、
不審火の判断材料になります。
現場保存が最優先です。
■④ 災害現場は「犯罪現場」になり得る
地震、洪水、火災。
原因は自然でも、
途中から人為が絡むケースがあります。
・放火
・保険金目的
・混乱に乗じた犯行
防災の現場では、
「犯罪の可能性をゼロにしない視点」
が重要です。
■⑤ ダンボール・瓦礫も証拠になる
一見、ただのゴミに見える物も、
・血痕
・繊維
・燃焼痕
・破壊痕
を含んでいることがあります。
勝手に捨てることは、
証拠隠滅につながる可能性があります。
■⑥ 防災現場で求められる行動
一般住民に求められるのは、
難しい捜査ではありません。
・触らない
・動かさない
・記録する
・通報する
これだけで十分です。
■⑦ 「守るべきは命+真実」
防災の最優先は命です。
それは間違いありません。
しかし同時に、
真実を守ることも重要です。
犯罪があれば、
再発防止につながります。
■⑧ 防災教育に犯罪視点を入れる意味
防災教育は、
避難や備蓄だけでは不十分です。
・災害時の治安
・証拠保全
・冷静な判断
これらを知っておくことで、
社会全体の安全度が上がります。
■まとめ|災害時は「触らない勇気」が社会を守る
災害現場では、
早く片付けたい気持ちが生まれます。
しかし、
触らない・動かさない判断が、
命と社会を守ることもあります。
防災とは、
行動だけでなく、
判断の質を高めること。
犯罪捜査の視点を持つことも、
現代防災の一部です。

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