クマ出没の事故で繰り返し見られるのが、
「自分は注意しているから大丈夫」という思い込みです。
この心理は、危険を避けるつもりが、逆に危険へ近づけてしまいます。
■① 「自分は冷静」という過信が判断を誤らせる
多くの人は、
「慌てていない」
「情報を把握している」
と感じるほど、自分の判断を信じてしまいます。
しかし、獣害では“冷静さ”が安全を保証しません。
■② 実際に多かった「自分だけ行動」パターン
事故寸前の事例では、
「自分だけ確認に行った」
「家族には知らせなかった」
という行動が多く見られます。
自分だけは例外、という判断が危険を生みます。
■③ 経験や土地勘が逆にリスクになることもある
「この辺は知っている」
「昔から住んでいる」
という自信が、警戒を下げます。
環境やクマの行動は、年々変化しています。
■④ 正常性バイアスが働く瞬間
人は、
「これまで大丈夫だった」
という経験を根拠に、危険を小さく見積もります。
この心理が、行動を止める判断を遅らせます。
■⑤ 現場で助かった人の考え方
助かった人ほど、
「自分も例外ではない」
「判断を誤る可能性がある」
と考え、行動を控えています。
過信しない姿勢が命を守っています。
■⑥ 家族で共有したい認識
家庭内では、
「誰も例外ではない」
「一人判断はしない」
という認識を共有してください。
これだけで危険行動は大きく減ります。
■⑦ 「慎重=行動する」ではない
慎重さとは、
確認することではなく、
行動しないことを選ぶ力です。
動かない判断こそが、最も慎重な選択です。
■⑧ 迷ったらこの判断|自分も例外ではない
クマ出没時は、
「自分も危険に近づく側になり得る」
この前提で行動を止めてください。
例外を作らない判断が、防災として最も強い選択です。
獣害事故は、
油断した人だけでなく、
“注意しているつもりの人”にも起きています。
自分を例外にしないことが、命を守る防災です。

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