【防災士が解説】防災×社会イベント|2026年という「節目の年」をどう備えるか

2026年は「イベントが多い年」「節目が重なる年」として注目されています。
しかし防災の視点で見ると、人が動く年=事故・混乱・想定外が起きやすい年でもあります。
ここでは、スポーツ・文化・娯楽イベントが防災に与える影響を整理します。


■大型スポーツイベントと“群集リスク”

2026年は世界規模のスポーツイベントが集中します。

  • 冬季五輪・パラリンピック(2〜3月)
  • サッカーW杯(6〜7月・北米3カ国共催)
  • WBC(3月)

これらは自然災害とは異なる、人為的リスクを伴います。

  • 群集事故(将棋倒し・転倒)
  • 交通機関の過密・遅延
  • 医療・救急の逼迫
  • テロ・模倣犯行
  • サイバー攻撃・通信障害

「楽しいイベントほど、警戒心が下がる」というのは、災害現場で何度も見てきた現実です。


■イベント参加時に意識したい防災行動

観戦・参加する側として意識したいポイントは以下です。

  • 会場の非常口・避難導線を最初に確認
  • スマホの充電・モバイルバッテリー携行
  • 家族・同行者との集合場所を事前に決める
  • 体調不良時は無理をしない
  • 「異変」を感じたら、流れに逆らわず距離を取る

これは災害対応というより、事故予防の防災です。


■文化・娯楽の節目が持つ“安心感の罠”

2026年は文化面でも節目が多い年です。

  • 長寿番組・国民的コンテンツの周年
  • ゲーム・アニメ・漫画の記念年
  • 大規模イベント・コラボ企画の増加

こうした年は「社会が安定している」と錯覚しやすく、
防災意識が最も下がりやすい時期でもあります。

過去の大災害も、多くは「平穏な日常」の中で起きています。


■防災士として伝えたいこと

イベントがある年に必要なのは、

  • 不安を煽ることではなく
  • 「いつもより一歩だけ備える」こと

リュックに入れるものを一つ増やす
スマホ設定を一つ見直す
家族と一言、避難の話をする

それだけで十分です。


■まとめ|楽しむ年こそ、静かに備える

2026年は、社会が前向きに動く年です。
だからこそ、防災は「目立たず・静かに・確実に」。

次回は、
政治・制度・記憶の節目がもたらす防災リスクを解説します。

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