【防災士が解説】防災×被災地職員|「今日は何もしない時間があっていい」防災

被災地で働くと、
何もしていない時間に不安を感じることがあります。

「何か動かないと」
「休んでいる場合じゃない」
「手を止めたら置いていかれる」

でも現場で何度も見てきたのは、
何もしない時間を取れた人ほど、長く持ったという事実でした。


■① 被災地では「動かない判断」も仕事

災害対応では、
動くことが評価されやすい。

でも実際には、

・待つ
・様子を見る
・情報が揃うのを待つ

これも立派な判断です。

何もしない=サボり
ではありません。


■② 常に動いている人ほど、判断が荒くなる

被災地で疲弊していく人の多くは、

・休憩を取らない
・常に呼ばれる
・常に決めている

その結果、

・判断が雑になる
・説明が苦しくなる
・イライラが増える

動き続けることが、
必ずしも現場を良くしません。


■③ 5分の「何もしない」が心を守る

長い休みが取れなくても、

・椅子に座る
・画面を見ない
・深呼吸する

それだけで、
脳は回復します。

被災地では、
この5分が命綱になることもあります。


■④ 何もしない時間は「感情の回復時間」

対応中、
感情は後回しにされがちです。

何もしない時間ができた時、
ようやく心が追いつきます。

・疲れ
・不安
・緊張

それを感じることは、
壊れないために必要です。


■⑤ 「今は動かない」を宣言していい

何もしない時間を取る時は、

・今は待ちます
・少し休みます
・後で対応します

そう言っていい。

説明することで、
罪悪感は減ります。


■⑥ 被災地職員は「役に立たなきゃ」に縛られやすい

被災地では、

・役に立つ
・貢献する
・期待に応える

これが無意識の軸になります。

でも、
存在しているだけで十分な役割もあります。


■⑦ 何もしない時間が、次の判断を助ける

少し止まると、

・視野が広がる
・他の選択肢が見える
・助けを頼める

不思議と、
判断は良くなります。


■⑧ 「今日は何もしない時間があった」それでいい

一日の終わりに、

・何もしていない時間があった
・少しぼーっとした
・考えなかった時間があった

それは、
ちゃんと自分を守れた証拠です。


■⑨ 防災は「止まれる余白」を作ること

人が壊れない現場には、
必ず余白があります。

止まれる
考えない
何もしない

それを許すことも、
防災の一部です。


もし今、
「少し何もしない時間がほしい」と感じていたら、
その感覚は正しい。

今日は、
ほんの数分でいい。

何もしない時間を、
自分に許してください。

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