【防災士が解説】防災×被災地職員|家族の支えは「心の避難」になる防災

被災地で働くと、
体は現場から離れても、
心だけが戻ってこない日があります。

家に帰っても、
頭の中は判断や光景でいっぱい。
それでも現場に立ち続けられる人には、
共通点がありました。

家族が、心の避難先になっているということです。


■① 心は、体より先に疲れている

被災地対応では、
心の疲労は自覚しにくい。

・眠れるけど回復しない
・家にいても落ち着かない
・何もしたくない

それは、
心がまだ現場にいるサインです。


■② 家族の存在は「心を戻すスイッチ」

家族と話すことで、

・現場の緊張がほどける
・役割を一度降ろせる
・判断から解放される

特別な言葉はいりません。

「おかえり」
「ごはんできてるよ」

その一言が、
心を現場から引き戻します。


■③ 話さなくても、心は避難できる

心の避難は、
言葉を使わなくても成立します。

・同じ空間にいる
・テレビをぼんやり見る
・子どもの声を聞く

それだけで、
心は少し安全な場所へ移動します。


■④ 家族の「日常」は、最強の回復資源

被災地は、
非日常の連続です。

だからこそ、

・いつもの食卓
・いつもの会話
・いつもの時間

この日常が、
心の避難所になります。


■⑤ 家族に弱さを見せてもいい

被災地職員ほど、
家族の前でも強くあろうとします。

でも、

・疲れた
・今日はしんどい
・考えすぎた

その一言でいい。

弱さを見せることは、
家族を困らせることではありません。


■⑥ 家族は「理解」しなくても支えられる

現場の大変さを、
家族が完全に理解する必要はありません。

・全部わからなくてもいい
・話を聞くだけでいい
・そばにいるだけでいい

それだけで、
心は守られます。


■⑦ 心の避難を取らないと、長くは持たない

心を現場に置いたままでは、

・感情が鈍る
・判断が荒れる
・突然限界が来る

心の避難は、
贅沢ではなく必須です。


■⑧ 「家に帰ったら役割を降ろす」

意識的に、
こう決めてみてください。

・家では判断しない
・家では役職を外す
・家ではただの一人

それだけで、
心は守られやすくなります。


■⑨ 防災は「心が戻れる場所」を作ること

防災とは、
現場対応だけではありません。

心が安全に戻れる場所を確保すること
それも、立派な防災です。


もし今、
家にいても落ち着かないなら、
それはあなたが弱いからではありません。

心が、
まだ避難できていないだけです。

今日は、
家族のそばで、
心を少しだけ休ませてください。

それが、
明日また現場に立つための、
大切な備えになります。

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