【防災士が解説】防災×読書|冬休みに「本」で整える防災の思考と備え

防災は、
モノを揃えるだけでは完成しません。

・なぜ備えるのか
・災害をどう捉えるのか
・被災後、どう生きるのか

これらは、
本を読むことでしか得られない視点があります。

年末年始の少し長い休みは、
防災・減災を「考える時間」を持つ絶好の機会です。


■① 防災は「知識」より「捉え方」で差がつく

災害は、
想定通りに起きません。

だから重要なのは、
・完璧な正解を知ること
ではなく
・状況に応じて判断できる思考

本を読むことで、
・過去の災害
・人の心理
・社会の仕組み

を立体的に理解でき、
防災の引き出しが増えます。


■② 心理から防災を考える一冊

『天地海人 防災・減災えっせい辞典』(矢守克也)

この本が教えてくれるのは、
「災害をどう受け止めるか」です。

・人はなぜ逃げ遅れるのか
・情報をどう誤解するのか
・恐怖や不安が判断にどう影響するのか

防災は工学だけでは成立しません。
人の心を理解して初めて機能するという視点が得られます。

パラパラと読める構成も、
冬休み向きです。


■③ 在宅避難を“体験”で学ぶ一冊

『おうち防災チャレンジBOOK』(鈴木みき)

この本の強みは、
「すぐ行動に移せる」こと。

・家でできる
・特別な道具はいらない
・楽しみながら試せる

アウトドアの知恵を、
そのまま防災に落とし込んでいます。

在宅避難を前提にした備えが、
現実的にイメージできる一冊です。


■④ 被災地で生きる現実を知る記録

『南三陸日記』『災害特派員 その後の南三陸日記』(三浦英之)

この2冊は、
防災という言葉の向こう側にある
「被災後の日常」を突きつけてきます。

・悲しみ
・喪失
・それでも続く生活

被災は一瞬、
復旧・復興は長期戦。

「助かった後、どう生きるか」
を考えさせられる本です。


■⑤ エンタメで学ぶ防災の可能性

『ブルーネス』(伊予原新)

理系エンタメ小説ですが、
内容は非常に本格的。

・地震
・津波
・観測技術

を物語として追いながら、
自然と理解が深まります。

防災に興味が薄い人にも、
入口として勧めやすい一冊です。


■⑥ 被災後に本当に困る「お金と制度」

『被災したあなたを助けるお金と暮らしの話』(岡本正)

被災後に多いのは、
・生活費
・ローン
・保険
・手続き

の問題です。

この本は、
「被災したら何が起きるか」
「何を知っておくべきか」
を具体的に教えてくれます。

事前に読むことで、
備える視点が一段深くなります。


■⑦ 本を読むことも立派な防災行動

防災は、
・非常袋を作る
・水を備える

だけではありません。

・考え方を整える
・判断力を鍛える
・被災後を想像する

これらも、
命と生活を守る備えです。


■まとめ|冬休みは「防災の思考整理期間」

結論:
防災は、読書でレベルアップできる。

本は、
・恐怖を煽らない
・静かに考えさせる
・行動につながる

最高の防災ツールです。

この冬、
一冊でも手に取ってみてください。
防災の見え方が、確実に変わります。

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