【防災士が解説】防災×資産|「億万長者」が増える時代に必要な“守る防災”という視点

「1億円超の所得がある人が、10年で倍増した」
国税庁の統計から、そんな数字が明らかになりました。

株価や不動産価格の上昇を背景に、資産から得る収入が伸びた結果、いわゆる「億万長者」は4年連続で増加し、約3.8万人に達しています。

このニュース、防災とは一見関係なさそうに見えますが、実は非常に深くつながっています。


■① 「稼ぐ力」よりも「守る力」が問われる時代

高額所得者が増えている背景には、
・株式
・不動産
・投資信託

といった「資産」があります。

つまり今の時代、
働いて稼ぐお金より、資産から生まれるお金の比重が高まっているということです。

この構造は、防災の視点では非常に重要です。


■② 災害は「資産」を一気に壊す

地震・水害・火災などの災害は、
・建物
・土地
・事業
・インフラ

といった「蓄積された価値」を一瞬で失わせます。

資産が増えている人ほど、
実は失うものも大きいという現実があります。


■③ お金の防災=判断力の防災

災害時に多いのは、
・不安からの誤判断
・焦りによる資産売却
・詐欺や不正勧誘

です。

資産を持つ人ほど狙われやすく、
「冷静な判断ができるかどうか」が資産を守る分かれ道になります。

防災とは、物や設備だけではありません。
心と判断の防災でもあります。


■④ 資産形成が進むほど「避難の自由度」が上がる

一方で、資産があることは防災上の強みでもあります。

・住み替えができる
・一時的に別の地域へ移動できる
・修繕や再建の選択肢が多い

これは「自律型避難」が可能になるということです。

お金は、命を守るための選択肢を増やす道具でもあります。


■⑤ 防災は「命・生活・資産」を守るもの

防災というと、
・非常食
・水
・ヘルメット

を思い浮かべがちですが、本質はもっと広いものです。

・命を守る
・生活を守る
・資産を守る

この3つは切り離せません。

資産形成が進む社会では、
防災=資産防衛という考え方が欠かせなくなります。


■⑥ 行政が守れない部分を自分で補う時代

高額所得者の多くは、
「公的支援に頼らなくてもいい層」と見なされがちです。

その分、
・補助
・支援
・優先対応

は後回しになる可能性もあります。

だからこそ、
自分で備え、自分で守る防災が重要になります。


■⑦ 今日できる最小の備え

・自分の資産が、災害に弱い場所に集中していないか
・もし住めなくなったら、次の選択肢はあるか
・判断を誤らないための情報源を持っているか

これを一度考えるだけでも、防災力は上がります。


■⑧ 「豊かさ」は守れてこそ意味がある

億万長者が増える時代は、
同時に失ったときの落差が大きい時代でもあります。

防災とは、
「最悪を避ける技術」であり、
「積み上げたものを守る知恵」です。

資産が増えるほど、防災は贅沢ではなく必須の教養になります。

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