【防災士が解説】防災×通信|災害用伝言ダイヤル「171」を使いこなす備え

災害時、最初に困るのは「連絡が取れない」ことです。
スマホはあるのに、つながらない。
LINEもSNSも反応しない。

そんなときに命綱になるのが
災害用伝言ダイヤル(171) です。

正月の三が日は体験利用ができる、
絶好の“訓練チャンス”でもあります。


■① 災害用伝言ダイヤル(171)とは何か

災害用伝言ダイヤル(171)は、
大規模災害で電話や通信が混雑した際に、
音声で安否情報を残せる仕組みです。

・電話で「171」にかける
・音声ガイダンスに従って操作
・30秒の音声メッセージを録音

家族は、指定した電話番号を使って
その伝言を再生できます。


■② 体験利用できる日を活かそう

171は平常時は使えませんが、
体験利用期間が設けられています。

・毎月1日・15日
・正月三が日(1月1日〜3日)
・防災週間、防災とボランティア週間

特に三が日は、
家族が集まりやすい貴重な機会です。


■③ 事前に決めるべき最重要ポイント

体験利用で必ず確認したいのは次の3点です。

・どう使うか
・誰の番号に残すか
・30秒で何を伝えるか

特に重要なのは
「誰に残すか」を事前に決めることです。


■④ 誰の電話番号に伝言を残すか

災害用伝言ダイヤルは
電話番号が“検索キー”になります。

・父の携帯番号
・自宅の固定電話
・家族の代表番号

など、
「この番号に必ず残す」
というルールを家族で統一しましょう。

行き違いを防ぐ最大のポイントです。


■⑤ 30秒で伝えるべき内容の型

30秒は、思った以上に短いです。
おすすめは、この順番です。

  1. 自分の名前
  2. 今いる場所
  3. 自分の状態(無事・ケガなど)
  4. 今後の行動予定

例:
「○○です。今は△△小学校にいます。ケガはありません。しばらくここに留まります。」

この“型”を決めておくことで、
判断力が落ちた災害時でも迷わず話せます。


■⑥ 名前を入れ忘れないことが命綱

意外と多いのが、
名前を言い忘れるミスです。

・声だけでは誰かわからない
・家族が混乱する
・安否確認が遅れる

必ず最初に名前を言う。
これは絶対ルールです。


■⑦ SNSが使えない前提で考える

災害時は、
LINEやSNSが使えないことも珍しくありません。

・通信制限
・基地局被害
・バッテリー切れ

171は、
通信が不安定な状況を前提に設計された仕組みです。

ただし注意点があります。


■⑧ 電話番号を“紙”で持つという備え

171を使うには
相手の電話番号を知っていることが前提です。

・スマホが壊れる
・電池が切れる
・連絡先が見られない

こうした事態に備えて、
重要な電話番号は紙に書き、
防災バッグや財布に入れておきましょう。


■⑨ まとめ|30秒で安心をつなぐ準備

災害用伝言ダイヤルは、
知っているだけでは意味がありません。

・実際に使ってみる
・家族でルールを決める
・伝える内容を練習する

これができて初めて
使える防災になります。

三が日の体験利用を、
“通信の防災訓練”として活かしてください。

迷わず伝えられる準備が、
不安を減らし、命をつなぎます。

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