【防災士が解説】防災×通報|110番で「映像が送れる時代」に私たちが知っておくべき使い方と注意点

1月10日の「110番の日」に合わせ、
新潟県警が 「110番映像通報システム」 を公開しました。
通報時、必要に応じて警察から送られる専用URLを使い、
現場の映像をそのまま警察に送ることができる仕組みです。

被災地の現場経験から言うと、
これは防災・防犯・事故対応を大きく変える可能性を持つ仕組みです。


■① 映像通報で何が変わるのか

これまでの110番は、
・言葉で説明する
・状況を口頭で伝える
という方法が中心でした。

映像が送れることで、
・現場の危険度
・人の位置関係
・犯人や不審者の状況
・事故の規模

を、警察が一瞬で正確に把握できるようになります。
被災地でも「説明が難しい状況ほど初動が遅れる」場面を多く見てきました。


■② 災害・事故時に特に効果を発揮する場面

映像通報が有効なのは、犯罪だけではありません。

・交通事故
・倒れている人を発見したとき
・火災や煙の状況
・暴風や倒木などの二次被害

こうした場面では、
現場を見せること自体が最短の説明になります。


■③ 映像通報は「誰でも勝手に送れる」わけではない

重要な点として、
映像は 警察からURLが送られた場合のみ送信します。

・勝手に動画を送りつける
・SNS感覚で撮影する

という仕組みではありません。
警察の判断で「必要なときに、必要な映像だけ」を受け取る設計です。


■④ 被災地で感じた「映像が持つ力と危うさ」

現場を映す力は非常に大きい一方で、
・興味本位で撮る
・無理に近づく
・安全を犠牲にする

こうした行動は、被災地では二次被害につながっていました。
撮影よりも、まず自分の安全確保が最優先です。


■⑤ 映像通報を使うときの大前提

映像通報は、
「きれいに撮る」ことが目的ではありません。

・遠くから
・無理せず
・危険に近づかず

これが守れない場合は、
言葉だけの通報で十分です。
命や身体を危険にさらしてまで撮る必要はありません。


■⑥ 防災として考える「110番の新しい役割」

防災の視点では、
110番は「事件の通報」だけでなく、
命や財産が危機にさらされた瞬間の相談窓口でもあります。

・判断に迷ったらまず通報
・状況が説明しにくければ映像
・危険があれば即中断

これが、これからの110番の使い方です。


■⑦ 防災は「技術を知っているかどうか」で差が出る

被災地で感じたのは、
新しい仕組みを「知っているだけ」で、
行動の質が大きく変わるということです。

映像通報は、
知っている人だけが使える防災ツールになり得ます。


■⑧ 今日できる、防災×通報の最小アクション

・110番で映像通報ができることを知っておく
・撮影は警察の指示があってからと覚える
・安全確保が最優先と家族で共有する

それだけで、
いざという時の通報力は確実に高まります。


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