避難所生活で静かに進行する危険。
それが「高齢者の脱水」です。
高齢者は自覚症状が出にくく、周囲も気づきにくい。
防災士として現場で感じたのは、
避難できた安心の後に体調を崩す方が多いという現実でした。
■① なぜ高齢者は脱水になりやすいのか
高齢者は、
・喉の渇きを感じにくい
・体内の水分量が少ない
・発汗・体温調整機能が低下
という特徴があります。
「水を飲んでいるつもり」でも不足していることがあります。
■② 避難所環境が脱水を加速させる
避難所では、
・空調が不十分
・人が密集
・トイレが不足
という条件が重なります。
トイレを我慢するために水を控えるケースも多く、
脱水が進行します。
■③ 脱水の初期症状は目立たない
・だるさ
・食欲低下
・軽い頭痛
・口の乾燥
これらは「疲れ」と誤解されやすい。
防災士として現場で多かった失敗は、
症状を軽視することでした。
■④ 経口補水液が有効な理由
経口補水液は、
・水分
・ナトリウム
・ブドウ糖
を適切なバランスで含みます。
単なる水より吸収効率が高く、
高齢者の脱水予防に適しています。
■⑤ 実際に多かった誤解
防災士として現場で見た“誤解されがちポイント”は、
「水を飲めば大丈夫」
という考えです。
大量発汗や体調不良時は、
水だけでは電解質が不足します。
■⑥ トイレ対策とセットで考える
脱水予防には、
・簡易携帯トイレ
・消臭対策
・目隠し対策
が重要です。
トイレ環境が整えば、水分摂取を我慢しなくなります。
■⑦ 自律型避難の備え
高齢者がいる家庭では、
・経口補水液を複数本備蓄
・多めの飲料水
・冷却用品
を準備する。
避難所に着いてからでは遅いことがあります。
■⑧ 今日からできる備え
・1人あたり経口補水液数本を備蓄
・夏は特に多めの水を用意
・こまめな声かけ
・体調変化を共有
これが命を守ります。
■まとめ|高齢者の脱水は予防が全て
避難所 高齢者 脱水 経口補水液。
結論:
高齢者の脱水は静かに進行する。経口補水液と水分管理が命を守る鍵である。
防災士として強く伝えたいのは、
避難後こそ継続的な体調管理が必要だということです。
出典:厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料」

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