【防災士が解説】防災×避難服|忘れがちな防災グッズ「衣類」の備え方

災害避難時に意外と忘れがちなのが、衣類の準備です。食料や水、防災ライトなどは用意していても、避難所での着替えや防寒対策を軽視してしまうケースがあります。災害時に快適で安全に過ごすため、衣類の備え方を解説します。


■① いざという時に備えるべき衣類

避難所生活を想定した最低限の衣類は以下の通りです。

  • 下着(Tシャツ、ショーツ、ブラジャーなど):3日分
  • 靴下:3日分
  • 動きやすい服(上下)
  • 外出時に羽織れるアウター
  • 避難所内で使えるスリッパやルームシューズ

避難所では作業や移動が多く、動きやすさが重要です。ジャージやスウェットなど、寝る・作業するの両方に適した服を選びましょう。


■② 女性の防災衣類の工夫

避難所では性犯罪や下着の盗難などリスクもあるため、防衛策を意識することが必要です。

  • 色は黒やグレーのスポーティーな下着
  • 一見下着に見えないカップ付きタンクトップ
  • 洗濯が難しい場合はサニタリーショーツやおりものシートを活用

女性だけでなく、女児も男の子っぽい服を選ぶなど、被害防止の配慮を行いましょう。


■③ 衣類を用意する上でのポイント

ポイント1:軽量・コンパクト

  • 旅行用やアウトドア用のジャージ・スウェットを選ぶ
  • 登山用リュックで荷重を肩・腰に分散

ポイント2:持ち出しやすくまとめる

  • 防災リュックや袋にあらかじめまとめて収納
  • 緊急時にすぐ取り出せるようにする

ポイント3:濡れないようにパッキング

  • チャック付きビニール袋、圧縮袋、防水スタッフバッグを活用
  • 真空パックでコンパクトかつカビ防止

ポイント4:防臭・抗菌対策

  • ポリジン加工などで臭い・菌の繁殖を抑制
  • 吸汗速乾性機能があるとより快適

例:MS1154 4.3オンスドライTシャツ(ポリジン加工)、MS1164 5.6オンスリサイクルポリエステルTシャツ(ポリジン加工)


■④ 家族全員分を用意する

子供だけではなく、家族全員分の着替えを用意しましょう。災害時はいつ誰が避難するか分からないため、日頃から備えておくことが重要です。

  • 下着・靴下・ジャージなど3セット
  • 季節に応じたアウターや防寒衣類
  • 弾性ストッキング(長時間座る場合やエコノミークラス症候群予防)
  • タオル、軍手なども忘れずに

防災衣類は見落とされがちですが、被災時の快適性や衛生面、安全面に直結します。今から準備しておけば、避難生活でのストレスを大幅に減らすことができます。季節や家族構成に応じて衣類の備えを見直して、万全の防災対策を整えましょう。

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