【防災士が解説】防災×避難生活|「体を清潔に保てない」ことが心と健康を削る理由

避難所生活で、時間が経つほど深刻になるのが「清潔を保てない」問題です。
これは不快感だけでなく、健康・感染症・メンタルに直結します。


■① 入浴できない日が続く現実

多くの避難所では、
・入浴設備がない
・入浴支援が始まるまで数日〜数週間かかる

という状況が珍しくありません。
特に冬や夏は、体への負担が大きくなります。


■② 洗濯できないストレス

洗濯ができないことで、
・同じ服を着続ける
・汗や皮脂が残る
・臭いが気になる

こうした状態が続くと、
自尊心が静かに削られていきます。


■③ 汗・皮脂・かゆみが蓄積する

体を拭けない生活では、
・あせも
・湿疹
・かゆみ
・皮膚炎

といったトラブルが起きやすくなります。
特に高齢者や子どもは影響を受けやすいです。


■④ 清潔にできない=感染症リスク

手洗い不足、体の汚れは、
・風邪
・胃腸炎
・皮膚感染症

などのリスクを高めます。
避難所では一人の感染が広がりやすい環境です。


■⑤ 防災士から見た実際に多かった失敗

現場で多かったのは、
「入浴できないのは仕方ない」と諦めてしまうこと。

結果として、
皮膚トラブルや体調悪化で医療支援が必要になるケースがありました。


■⑥ 誤解されがちなポイント

「我慢すればいい」
「みんな同じだから仕方ない」

これは誤解です。
清潔を保つ工夫は、健康維持そのものです。


■⑦ 自律型避難でできる現実的対策

・体拭き用ウェットティッシュ
・着替えのローリングストック
・下着・インナー多め

これだけでも、
不快感と健康リスクは大きく下げられます。


■⑧ 清潔さは尊厳を守る備え

清潔にできるかどうかは、
「人として普通に生活できている感覚」を左右します。

これは心を守る防災でもあります。


■まとめ|清潔を保つ工夫は「贅沢」ではない

避難所生活では、
清潔を保てないことが静かに心と体を壊します。

結論:
清潔対策は命と尊厳を守る防災。自分で備える価値がある。

防災士として現場を見てきて、
体を拭けただけで表情が明るくなる人を何度も見ました。
清潔は、希望をつなぐ備えです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました