【防災士が解説】防災×金利上昇の影響|「金利が上がる」と災害リスクが家計を直撃する理由

金利上昇は“家計の問題”だけではありません。
いま住宅ローン金利が上昇し続ける中で、実は 災害リスクとの相性が最悪 になっています。

✔ 住宅ローン返済が増える
✔ 火災保険・地震保険も高騰
✔ 危険区域はローン減税の対象外に
✔ 災害で家が壊れれば追加費用100〜300万円

金利が1〜2%上がるだけで、
「災害が来たら家計が破綻する家庭」が急増しています。

この記事では、防災士として
“金利上昇 × 災害リスク”が家計に与える影響を分かりやすく解説します。


■① 金利上昇は「災害時の備え」を直撃する

金利が上がると…

  • 毎月のローン返済が増える
  • 貯蓄に回すお金が減る
  • 非常用資金が作れない
  • 保険・備蓄・耐震化への投資が後回しになる

つまり
金利上昇=防災の予算が削られる

これが災害時に最も危険な状態です。


■② 金利1%上昇で家計はどう変わる?(3,000万円・35年ローン)

◎金利2% → 毎月:約99,000円

◎金利3% → 毎月:約117,000円

差額は +18,000円/月(年間21.6万円)

さらに…

  • 火災保険(上昇中)
  • 地震保険(上昇中)
  • 修繕積立費(物価で上昇中)

が重なり、家計の安全余力が一気に消えます。


■③ 危険区域は金利優遇が減り“さらに高くなる”

最近の傾向:

  • 洪水・土砂リスクが高い区域
    → 金利優遇が小さい
    → 審査が厳しくなる
    → 保険料が高い
    → 減税が対象外になる可能性

つまり危険区域に住むと…

金利上昇 × 保険料増 × 減税なし の3重苦

家の購入価格より“立地による負担差”のほうが大きくなります。


■④ 金利上昇は「修繕費の負担」も重くする

災害後に必要な修繕費:

  • 床上浸水:50〜200万円
  • 屋根損傷:30〜150万円
  • 家電の買い替え:10〜50万円
  • 仮住まい費用:10〜40万円

金利上昇で家計がカツカツの状態だと、
1回の災害で家計が崩壊します。

私は現場でこれを何度も見てきました。


■⑤ 金利上昇は「防災対策の遅れ」を生む

金利負担が増えると、
多くの家庭が後回しにするもの:

  • 耐震補強
  • 雨漏り・屋根修理
  • 防水工事
  • 断熱リフォーム
  • 非常用電源(ポータブル電源・太陽光)
  • 食料備蓄

つまり金利上昇は、
家が弱いまま放置されるリスクを生みます。


■⑥ 災害大国の日本では「金利+災害」の複合リスクが危険

日本は世界トップクラスの災害大国。

  • 地震
  • 豪雨
  • 洪水
  • 土砂
  • 台風
  • 火山
  • 冬の大雪

これらのリスクは年々増えています。

そこへ金利上昇が重なると、
“家計の防災力”が急激に低下します。


■⑦ 防災士としてのアドバイス|金利上昇期は「立地」を最優先せよ

家を買うときは、次の順番で判断するのがベストです。

  1. ハザードマップ(最重要)
  2. 浸水深
  3. 地盤(液状化・盛土)
  4. 保険料
  5. 金利優遇の有無
  6. 住宅ローン減税が使えるか
  7. 最後に価格を見る

金利上昇の今、
“安いけど危険な土地”は最も選んではいけない選択肢です。


■⑧ 金利上昇期に家計を守るための実践策

◎① 非常用資金を「6か月分」に増やす

災害後の修繕費が即払える状態を作る。

◎② 保険は必ず“水災補償あり”で

危険区域は必須。
安全区域でも最近は必ず必要。

◎③ ローリングストックを強化

金利上昇で食費節約 → 備蓄が薄くなるので注意。

◎④ 修繕を先延ばししない

雨漏りや外壁の破損は災害で致命傷に。

◎⑤ 危険区域への引っ越しは避ける

“金利・保険・減税のすべてが割高”になるから。


■まとめ|金利上昇は「防災力」を弱らせる最大の敵

金利上昇は、
単なる返済負担ではなく 災害に弱い家計をつくる要因です。

  • 返済負担が増え備えが減る
  • 危険区域は金利・保険・減税で超割高
  • 修繕費を払えず被害が拡大
  • 備蓄・耐震・防水対策が遅れる
  • 災害1回で家計が崩壊する

結論:
金利上昇期は「防災力の高い立地」に住むことが最大の節約であり最大の備えです。

防災士としての経験上、
“立地の判断が家計と命を守る最大の選択”だと断言します。

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