「防災」と聞くと、多くの人は
防災グッズ、非常食、備蓄品を思い浮かべます。
しかし、被災地で何度も感じてきた現実は、
防災グッズを持っていた人=助かった人ではない
という厳しいものでした。
実際に役に立ったのは、
いつも手元にあり、使い慣れていたもの。
その代表が「スマホ」です。
ここでは、初心者向けに
防災スマホとは何かを整理します。
■① 防災スマホとは「特別なスマホ」ではない
防災スマホという言葉から、
専用端末や特別な設定を想像する人もいます。
しかし、防災スマホとは
新しく買うスマホのことではありません。
・今使っているスマホ
・日常で使っているアプリ
・慣れている操作
これをそのまま
災害時にも使える状態にする考え方。
それが防災スマホです。
被災地では、
「高機能な防災グッズ」より
「いつものスマホ」を使いこなせた人の方が
落ち着いて行動できていました。
■② 被災地で見た「スマホが使える人」と「使えない人」の差
東日本大震災、熊本地震、能登半島地震などの現場で、
何度も目にした光景があります。
・スマホで現在地を確認できる人
・地図を開いて避難所の方向を把握できる人
こうした人は、
情報が完璧でなくても
自分で判断し、動けていました。
一方で、
スマホがあっても使い慣れていない人ほど
人の流れに飲まれ、迷い、立ち止まっていました。
防災スマホの差は、
知識ではなく「慣れ」です。
■③ 防災スマホの本質は「判断を減らすこと」
災害時、人は
・恐怖
・疲労
・不安
の中で行動します。
この状態で
正しい判断を連続して行うのは不可能です。
防災スマホは、
考える力を高める装備ではありません。
考えなくていい状態を作る装備です。
被災地では、
地図を一度開いただけで
落ち着きを取り戻した人を何人も見てきました。
■④ 防災スマホは「新しいモノを買わせない防災」
防災が続かない最大の理由は、
「お金がかかる」「準備が面倒」だからです。
防災スマホは、
・新しく買わない
・特別な準備をしない
・日常の延長で成立する
この条件を満たしています。
被災地で何度も感じた
「これなら誰でもできたのに」という後悔を、
事前に防ぐ防災です。
■⑤ 防災スマホは初心者ほど効果が大きい
防災は、
知識がある人のためのものではありません。
むしろ、
何も準備していない人ほど
防災スマホの効果は大きくなります。
・現在地が分かる
・方向が分かる
・避難所が見える
これだけで、
災害時の最初の一歩は大きく変わります。
■⑥ 被災地経験から言える「最低限の防災」の形
被災地で何度も感じたのは、
完璧な防災は存在しないという現実です。
しかし、
最低限これだけできれば助かる可能性は上がる。
そのラインが、
防災スマホを使える状態にしておくことでした。
■⑦ 防災スマホは「防災意識」を変える装備
防災スマホは、
行動だけでなく意識も変えます。
・備える=買う
という発想から
・備える=使い慣れる
へ。
この意識転換は、
被災地を経験したからこそ
強く伝えたいポイントです。
■⑧ 今日できる最小の一歩
今日やることは、これだけです。
・自分のスマホを「防災装備」と認識する
・地図アプリを一度開いて周囲を見る
・「これで判断する」と決めておく
これだけで、
防災は始まっています。
まとめ
防災スマホとは、
特別な道具ではありません。
今持っているスマホを、 災害時にも使える状態にする考え方です。
被災地で見てきた現実から言っても、
これは机上の空論ではありません。
防災は、
モノを増やすことではなく、
判断を減らすこと。
まずは、
あなたのスマホを
防災装備として見直すところから、
始めてみてください。

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