このサイトは、元消防職員・防災士として
実際の災害現場・避難所・長期避難生活を経験してきた運営者が、
「命を守る」だけでなく、
その後の生活と尊厳を守る防災を伝えるために運営しています。
防災は一日で終わりません。
被災は長期戦です。
本サイトでは、
・自律型避難
・避難服
・耐災害力(お金・心・判断)
・壊れない避難生活
・やらなくていい防災
という5つの柱を軸に、
現場で本当に役立った知識だけを記録しています。
災害時に何をすればいいか分からず不安な方が、
情報に振り回されず、自分で判断し行動できるようになることを目的としています。
中長期避難まで想定すると、
多くの人がぶつかる壁があります。
「入れたい物が多すぎて、バッグが重い」
これは、正しい悩みです。
■① なぜ中長期を考えると重くなるのか
理由は単純です。
・短期用(命を守る)
・中期用(生活を回す)
・長期用(心と判断を守る)
すべてを一つのバッグに
詰め込もうとしているからです。
この発想のままでは、
必ず破綻します。
■② 結論:一つで完結させない
中長期避難を想定するなら、
防災バッグは「分ける」が正解です。
考え方はこの3層。
・常に背負うバッグ
・置いておける補給バッグ
・状況次第で取りに行くストック
すべてを最初から持つ必要はありません。
■③ 常に背負うバッグ(最軽量)が最優先
まず決めるのはここです。
「これだけは常に持てる重さ」
目安は、
・長時間背負える
・毎日持ち歩ける
・移動の邪魔にならない
中身は厳選します。
・スマホ関連(電源)
・筆記用具・メモ
・最低限の清潔用品
・常備薬
・現金
これが「一軍」です。
■④ 補給バッグは“生活用”として分離
次に、
重くなりがちな物は分けます。
・着替え
・食料の予備
・簡易トイレ
・防寒具
これは、
常に背負う必要はありません。
・避難所
・仮設住宅
・車
に置いておく前提でOKです。
■⑤ ストックは「取りに行く前提」で考える
水や大量の備蓄は、
最初から背負うものではありません。
・必要になったら
・状況が落ち着いたら
・体力と判断に余裕がある時に
取りに行く。
中長期避難は、
一度で完結しないことを前提にします。
■⑥ 「重さ」を減らす具体的な工夫
実践的なポイントです。
・多機能より単機能
・大容量より小分け
・使わない可能性が高い物は外す
「いつか使うかも」は、
重さの最大要因です。
■⑦ 重さを減らすと、判断が楽になる
バッグが軽くなると、
・持ち続けられる
・移動が苦にならない
・役割を引き受けられる
結果、
心と判断が守られます。
これは、
中長期避難で非常に大きな差になります。
■⑧ 防災バッグは「更新前提」が完成形
中長期避難では、
・必要な物は変わる
・不要な物も出てくる
防災バッグは完成させる物ではなく、
調整し続ける道具です。
■まとめ|重くなるなら「分ける」が正解
中長期まで考えると、
重くなるのは当たり前です。
だからこそ、
・全部入れない
・一度に持たない
・役割で分ける
結論:
中長期避難の防災バッグは「分散」で成立する

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