冬場に増える静電気。毛布のパチッという放電は不快なだけでなく、乾燥環境や可燃性ガスがある場所では火災リスクにもなり得ます。ここでは、静電気火災を防ぐための「正しい毛布洗濯法」を解説します。
■① なぜ洗濯が静電気対策になるのか
毛布に付着したホコリや繊維くずは帯電しやすく、火花の媒介となります。定期的な洗濯は帯電の蓄積を防ぐ基本対策です。
■② 柔軟剤は適量を守る
柔軟剤には帯電防止効果がありますが、入れすぎると吸水性が落ちます。表示量を守ることが重要です。
■③ すすぎは十分に行う
洗剤残りは繊維の摩擦を増やし、帯電を強める原因になります。すすぎ回数を増やすのも有効です。
■④ 乾燥機の使い方に注意
高温乾燥は摩擦を増やします。可能であれば自然乾燥を選びましょう。乾燥機使用時は静電気防止シートを活用します。
■⑤ 他素材と一緒に洗う
綿素材のタオルなどを一緒に洗うことで帯電の偏りを抑えられます。
■⑥ 洗濯頻度の目安
シーズン中は月1回程度の洗濯が理想です。特に乾燥が強い1〜2月はこまめに行いましょう。
■⑦ 被災地で見た「洗濯できないリスク」
被災地派遣では、仮設住宅で洗濯環境が整わず毛布の帯電が強くなる場面がありました。小さな火花に驚き、暖房器具へ接触する事故寸前のケースもあります。平時の備えが重要です。
■⑧ 自律型避難の視点
自宅避難や長期停電時でも、洗濯ができる体制(手洗い用バケツや簡易乾燥スペース)を整えておくと安心です。
■まとめ|洗濯は静電気火災予防の基本
毛布の正しい洗濯は、快適さだけでなく火災リスクの低減にもつながります。
結論:
清潔な毛布は、安全な冬をつくる第一歩です。
防災士として現場を経験してきた中で、火災は小さな積み重ねから起きると感じています。今できる対策を日常に取り入れましょう。
出典:総務省消防庁「住宅火災の実態」

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