【防災士が解説】防災×非常トイレ|被災時に必要な回数と備えておきたい防災用品


■① 防災グッズに携帯トイレは必要か?

防災グッズに入っている携帯トイレは、実際には大便用で約1~3日分程度しかありません。
南海トラフ地震など長期の災害では、1週間以上の備蓄が推奨されます。

例:成人3名・1週間分の必要量

  • 排便:1日3名×1回×7日 = 21回分
  • 排尿:1日3名×5回×7日 = 105回分
    → 合計 126回分 が必要

防災グッズセットだけでは圧倒的に不足するため、備蓄強化が重要です。


■② 避難所のトイレ事情

過去の災害では以下の問題が報告されています:

  • 復旧に時間がかかり、トイレに汚物の山ができる
  • 飲料水を控えた結果、エコノミークラス症候群が発生
  • トイレ待ち行列や照明不足で我慢するケース
  • 要介護者への介助不足
  • 感染症防止のため手洗い・消毒の徹底

避難所では、自宅以上にトイレ環境が悪化することを理解しておきましょう。


■③ 自宅でできる防災トイレの作り方

  • 「チーム・トイレの自由」の長谷川氏動画や国土交通省公式YouTubeを参考
  • マンションなど配管が壊れた場合に備えて、上階からの汚水漏れを想定

備蓄品や作り方を事前に確認しておくことで、被災直後から使用可能です。


■④ 家庭用の防災用品リスト(非常トイレ想定)

  • LEDランタン・人感センサー付きライト
  • 照明の予備電池
  • ブルーシート(プライバシー確保用)
  • スリッパ
  • ウェットティッシュ(手洗い用)
  • アルコールスプレー
  • 消毒剤・消臭剤
  • おむつ・生理用品処理袋
  • ダクトテープなどの粘着テープ
  • トイレットペーパー
  • 凝固剤・代替品
  • 汚物入れ袋(防臭加工推奨)
  • 清掃用具
  • 気温・天候対策(寒さ、暑さ、雨、風、雪)

日用品も多く含まれるため、普段から備蓄しておくと便利です。


■⑤ おすすめ防災トイレ用品

  • 非常用 簡易トイレ BOS 100回分
  • 汚物袋100枚、防臭袋100枚付き
  • 1回あたり80~100円で経済的
  • Amazonで価格確認
  • ピジョン おしりナップ やわらか厚手仕上げ 80枚×8パック
  • 手や足の清拭に活用可能
  • 1枚あたり約1.5円
  • Amazonで価格確認
  • アルボナース 手指消毒スプレー 1L
  • 保湿剤配合・速乾性
  • 災害時の手指衛生確保に必須
  • Amazonで価格確認

■⑥ まとめ

  • 携帯トイレはセット品だけでは1週間分に不足
  • 家族構成に応じて、排便・排尿回数を想定して備蓄
  • 避難所や自宅の断水時を想定して、清拭用品・消毒剤も準備
  • 防臭袋や凝固剤を活用すると衛生面・臭気対策が容易
  • 防災トイレの準備は、被災後の生活や健康リスクの軽減につながります

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