【防災士が解説】防災×非常食セット⑤|“被災3日目以降にガクッと弱る家族”を守る食の工夫

災害後の1〜2日は adrenaline(アドレナリン)で乗り切れますが、
3日目あたりから 急激に消耗し始める 家庭が非常に多いです。

原因は
✔ 栄養不足
✔ 糖分不足
✔ 温かい食事がない
✔ 好きなものが食べられない
から。

元消防職員として被災地で見てきた
“3日目の壁を超えるための非常食の組み方”をまとめます。


■① 3日目に必要なのは「温かい・甘い・タンパク質」

被災者を元気づけたのはこの3つでした。

  • 温かい汁物
  • 甘い飲み物・お菓子
  • 魚・肉のパウチ

エネルギーが戻り、精神が安定します。

特に冬災害では、
温かい食事=生きる希望 になるほど重要です。


■② “小さな満足”を意識した非常食が必要

災害3日目は心が折れやすい。

そこで役立つのが

  • ココア
  • スープ春雨
  • チョコレート
  • カフェラテ粉末
  • カップ味噌汁

こうした嗜好性の高い物は
「美味しい」という感覚でメンタルを回復させます。


■③ 主食は“胃に優しいもの”が助かる

3日目になると疲労や緊張で食欲が落ちる人が増えます。

おすすめ主食:

  • おかゆ
  • 柔らかめアルファ米
  • パウチご飯
  • うどん(カップタイプ)

胃腸の負担を減らし、回復力が高まります。


■④ “汁物×主食”の組み合わせが最強

被災地で最も多かった声は
「汁物があるだけで救われた」。

例:

  • わかめスープ × パウチご飯
  • コーンスープ × パン
  • 味噌汁 × アルファ米

体が温まり、消化が良く、満足度も高い。


■⑤ 甘いものは「即効性のエネルギー」

避難所では血糖値が下がりやすく、集中力が落ちます。

特に子どもと高齢者は
甘いものを取ると回復が早い。

おすすめ:

  • ビスケット
  • バナナチップス
  • 黒糖
  • 羊羹

一口サイズの方が分配もしやすい。


■⑥ “食べる量が減る”ことを見越して準備する

被災地ではこうした現象がよく起こります:

  • 緊張で食べられない
  • 子どもが好まない味
  • 固いものを嫌がる
  • 和食しか受け付けない

だからこそ
“とりあえず食べられるもの”
を多く入れておくのが大切。


■⑦ 家族の好きな味は必ず入れる(特に子ども)

避難所で本当に多かった悩みがこれ:

「子どもが食べない」

その結果…

  • エネルギー不足
  • 疲れやすい
  • 不安増加
  • 泣きやすくなる

家庭で普段から食べている
“いつもの味”が命を守ります。


■⑧ 3日目を乗り越えるための“特別枠ボックス”を作る

おすすめは
“3日目の回復セット” を作ること。

中身例:

  • コーンスープ
  • 甘いドリンク
  • やわらかご飯
  • パウチおかず
  • チョコレート
  • みそ汁
  • カイロ

被災地で実際に喜ばれた内容です。


■まとめ|3日目を制する家庭が“2週間”を生き抜く

結論:

非常食は量だけでは不十分。 3日目の心と体の落ち込みをどう救うかが、生存戦略になる。

防災士・元消防職員として、
被災者の表情や声を何度も聞いてきました。

✔ 温かい食事
✔ 甘いもの
✔ すぐ食べられるもの
✔ 好きな味

これらがある家庭は、
避難生活でも落ち着いて行動でき、
最終的にトラブルも少なかったです。

「量」だけでなく「質」も備える非常食、
今日から整えていきましょう。

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