災害時、
高齢者は「慎重に動けば大丈夫」と思われがちです。
しかし被災地では、
動きの遅さそのものが命のリスクになる場面を何度も見てきました。
■① 高齢者は「判断はできても動けない」
被災地で多かったのは、
・状況は理解している
・避難の必要性も分かっている
それでも
・体が言うことをきかない
・痛みや息切れで動けない
というケースです。
判断力と行動力が一致しないことが、高齢者防災の難しさです。
■② 被災地で目立った高齢者の遅れ
現場では、
・靴を履くのに時間がかかる
・荷物をまとめられない
・階段が使えない
といった理由で、避難開始が遅れる事例が多くありました。
数分の遅れが、結果を大きく変えます。
■③ 「自分は大丈夫」が一番危ない
高齢者ほど、
・人に迷惑をかけたくない
・まだ動ける
という思いが強く、避難を先延ばしにしがちです。
被災地でも、
この遠慮が逃げ遅れにつながった例を多く見てきました。
■④ 高齢者防災は「早く・短く・少なく」
高齢者の防災で重要なのは、
・早めに動く
・移動距離を短くする
・判断を少なくする
この3点です。
被災地では、
近場に避難できた人ほど安全に過ごせていました。
■⑤ 被災地で多かった高齢者の失敗
現場で多かったのは、
・非常袋が重すぎた
・薬の場所が分からない
・夜間の移動を想定していなかった
という失敗です。
「若い人基準の備え」が、高齢者には負担になります。
■⑥ 防災士が現場で感じた大きな差
助かった高齢者ほど、
・持ち物を最小限にしている
・避難先を一つに絞っている
・家族や近所と役割が決まっている
という特徴がありました。
決めてあることが、体力を守ります。
■⑦ 高齢者を守るのは「声かけの早さ」
被災地では、
早い段階で声をかけられた高齢者ほど、
落ち着いて行動できていました。
「まだ大丈夫?」ではなく、
「一緒に行こう」が有効でした。
■⑧ 迷ったらこの判断|早く動く方を選ぶ
高齢者防災で迷ったら、
「今動く」
を選んでください。
待つことは、
体力と選択肢を同時に失います。
高齢者の防災は、
気合いや我慢ではありません。
早めに、少ない負担で動ける設計です。
被災地の経験からも、
早く動けた高齢者ほど、
最後まで安全に過ごせていました。

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