SDGs目標11「住み続けられるまちづくり」は、昼間の安全だけを想定していません。
災害の多くは、夜・早朝・悪天候に発生します。
現場で痛感するのは、「夜に弱いまちほど被害が拡大する」という現実です。
■① 災害は“暗闇”で一気に危険度が跳ね上がる
停電、街灯消失、信号停止。
昼間なら避けられる危険も、夜になると致命傷になります。
視認性は、防災の基礎インフラです。
■② 夜間の避難が想定されていない街が多い
避難所は把握していても、
・夜に見える標識がない
・足元灯がない
・段差が多い
といった理由で、夜間避難が極端に難しくなります。
■③ 「にぎわいのある街=安全」ではない
繁華街や観光地は、
・看板が多い
・配線が複雑
・人が密集
という特徴があります。
災害時は一転して、危険が集中する場所になります。
■④ 光のデザインは防災設計でもある
街灯、誘導灯、非常灯。
これらは景観だけでなく、
「命を導くインフラ」です。
防災とデザインは両立できます。
■⑤ 夜に強い街は、高齢者にも優しい
暗闇での移動は、
・高齢者
・子ども
・障がい者
にとって大きな負担です。
夜間対応の整備は、包摂的なまちづくりそのものです。
■⑥ スマホに頼りすぎない導線づくり
停電時、スマホは万能ではありません。
紙の地図、蓄光表示、直感的な配置。
アナログ設計が命を救います。
■⑦ SDGs目標11と「夜の防災」の親和性
・安全
・包摂
・持続可能
これらは夜間対策なしでは成立しません。
24時間を想定して初めて“住み続けられるまち”になります。
■⑧ 個人ができる夜間防災の視点
・夜に避難所まで歩いてみる
・懐中電灯を常備する
・家族で夜の避難ルールを共有
小さな確認が、大きな安心につながります。
■まとめ|夜を想定しない街は、半分しか完成していない
災害は時間を選びません。
夜に対応できない街は、脆弱です。
結論:
「夜に強いまちこそ、本当に住み続けられるまち」
防災士として、暗闇で立ち尽くす被災者を何度も見てきました。
光は、安心そのものです。

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