【防災士が解説】防災×SDGs目標12|「備蓄は多いほど良い」が逆効果になる理由

防災では「多めに備える」が常識のように語られます。
しかし、SDGs目標12の視点で見ると、
“備蓄のしすぎ”が防災力を下げているケースも少なくありません。


■① SDGs目標12が示す防災の本質

目標12は、
「必要なものを、必要な量だけ、無駄なく使う」こと。
防災も同じで、
量より“循環”が重要です。


■② 備蓄過多で起きる3つの問題

・賞味期限切れに気づかない
・置き場所がなくなり生活動線を塞ぐ
・管理が面倒になり点検しなくなる
これらはすべて、
防災力を下げる要因になります。


■③ 「安心感のための備蓄」が生む落とし穴

大量の備蓄は、
心理的な安心感を与えます。
しかし同時に、
「もう大丈夫」という油断も生みます。
結果、更新や見直しが止まります。


■④ SDGs的に正しい備蓄の考え方

・少量を高頻度で回す
・日常消費を前提にする
・買い足しは定期化する
これはフードロスを減らし、
災害時の実用性も高めます。


■⑤ 「ローリングストック」の本当の意味

ローリングストックは
単なる消費方法ではありません。
備蓄品を
“常に使える状態に保つ”
管理手法です。
回せない量は持たないことが前提です。


■⑥ 防災倉庫がSDGs違反になる瞬間

・誰も把握していない
・開け方がわからない
・古い物が奥に眠っている
これは
「つくる責任・つかう責任」から外れます。


■⑦ 家庭でできるSDGs備蓄ルール

・収納1か所に収まる量
・半年で一度は必ず使う
・家族全員が場所を知っている
この3点が守れれば十分です。


■⑧ 防災は“増やす”より“整える”

備蓄を増やす前に、
・期限チェック
・配置見直し
・使い切り
を行うことが、
最も効果的な防災です。


■まとめ|備蓄は量ではなく循環

防災とSDGsは、
「無駄なく続ける」という一点で重なります。

結論:
回らない備蓄は、防災にならない

防災士として、
大量に備えたのに使えず、
結局廃棄された備蓄を
何度も現場で見てきました。

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