災害が起きると、多くの人が無意識に「停電はすぐ復旧する」と考えます。しかし被災地の現場では、この思い込みが命に直結する危険を生んできました。SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、防災の現場では“生存条件”そのものです。
■① 停電は一時的とは限らない
地震・豪雨・台風では、
・数日
・数週間
・地域によっては1か月以上
停電が続く事例も珍しくありません。都市部でも例外ではありません。
■② 現場で見た“誤解されがちポイント”
「スマホがあれば大丈夫」という誤解です。
実際は、
・充電が切れる
・基地局が停止する
・通信制限がかかる
という三重苦が同時に発生します。
■③ 行政側が言いにくい本音
発電機や電源車は、
・医療
・福祉施設
・行政拠点
が最優先です。一般家庭まで即時に電気が届くことはありません。
■④ 電気が止まると何が困るか
停電は単なる不便ではなく、
・冷蔵庫停止
・在宅医療機器停止
・暑さ寒さ対策不能
・情報遮断
につながります。特に高齢者・乳幼児は影響が深刻です。
■⑤ SDGs目標7と防災の接点
目標7が掲げる「安定したエネルギー」は、
平時の便利さではなく、
災害時に命を守るための基盤です。
■⑥ 家庭でできる現実的な電源対策
・モバイルバッテリー複数台
・乾電池式ラジオ
・カセットコンロ
・小型ポータブル電源
「全部そろえる」より「使えるものを確実に」が重要です。
■⑦ 在宅避難ほど電力差が出る
在宅避難は快適に見えて、
電力が尽きると一気に生活が崩れます。
電気の備えがそのまま生活耐久力になります。
■⑧ クリーンエネルギーの現実的な役割
太陽光や蓄電池は万能ではありませんが、
・情報確保
・最低限の照明
・スマホ充電
には非常に有効です。過信せず、補助として活用しましょう。
■まとめ|電気は「ある前提」で考えない
災害時、電気は最初に失われ、最後に戻るインフラです。
結論:
SDGs目標7は「停電を前提に生き延びる力」を育てる目標
防災士として、停電が続く中で不安を訴える被災者を数多く見てきました。電気は便利ではなく、命を守る資源です。平時から“なくても生きられる準備”をしておくことが、防災につながります。

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