【防災士が解説】防災×SDGs目標7|エネルギー自立は「地域防災」をどこまで強くできるのか?

災害時に電気が止まる。
この事実は、命・情報・支援すべてを止めます。
SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、地域防災の根幹に直結するテーマです。


■① 災害時に最初に失われるのは「電力」

地震・豪雨・台風。
どの災害でも、ほぼ確実に起きるのが停電です。
・通信不能
・冷暖房停止
・医療機器停止
電力喪失は、二次被害を一気に拡大させます。


■② 個人の備えだけでは限界がある

家庭用の太陽光や蓄電池は有効ですが、
・設置できない住宅
・経済的に難しい世帯
も多く存在します。
ここに「地域格差」が生まれます。


■③ 地域エネルギー自立という発想

本当に重要なのは、
・学校
・公民館
・避難所
・地域拠点
が最低限の電力を自前で確保できること。
これが「地域エネルギー自立」です。


■④ 実際に多かった失敗

現場で多いのは、
・設備はあるが使えない
・操作できる人がいない
・夜間に誰も対応できない
というケースです。
「設置=稼働」ではありません。


■⑤ 行政側が言いにくい本音

実は、
・人材育成
・運用訓練
・責任分担
が追いついていません。
ハード整備より、ソフト面が最大の課題です。


■⑥ 地域で共有できる電力の強み

地域拠点に電力があれば、
・スマホ充電
・情報掲示
・医療支援
・要配慮者支援
が可能になります。
これは「命のインフラ」です。


■⑦ エネルギー防災は共助の象徴

エネルギーを
「持っている人」だけが助かるのではなく、
「地域全体で支え合う」。
これが防災の本質です。


■⑧ 平時からの訓練が成否を分ける

・年1回の操作訓練
・誰でも触れる仕組み
・簡単なマニュアル
これがない設備は、災害時に沈黙します。


■まとめ|電気は地域を生かす「命綱」

SDGs目標7は環境目標であると同時に、防災目標です。

結論:
エネルギー自立は、地域防災力を底上げする最強の基盤

防災士として被災地で感じたのは、
「電気がある場所に、人と支援が集まる」という現実でした。

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