太陽光発電や蓄電池は「災害に強い」と言われます。
しかし現場で見ると、その評価は一面的です。
SDGs目標7を防災の視点で見直すと、見えてくる課題があります。
■① 災害現場で注目される再生可能エネルギー
近年の災害では、
・太陽光パネル
・蓄電池
・EV車
が注目されています。
電力インフラが止まっても使える点は大きな強みです。
■② 実際に役立ったケース
避難所や在宅避難で、
・スマホ充電
・照明確保
・扇風機・電気毛布
などに活用された事例は確かにあります。
「完全停電」を避けられた意味は大きいです。
■③ 現場で見た“誤解されがちポイント”
太陽光があれば「何でも動く」と誤解されがちですが、
・夜は発電できない
・雨天では発電量が激減
・蓄電池容量が不足
といった制約があります。
■④ 行政側が言いにくい本音
実は、
・設備の維持管理
・設置コスト
・住民理解
が追いついていません。
「導入=安心」と言い切れないのが現実です。
■⑤ 再エネ設備が逆にリスクになる場合
・地震でパネルが落下
・配線損傷による感電
・水害で使用不可
といった二次被害も確認されています。
安全管理が前提です。
■⑥ 本当に必要なのは“分散”
一部の家庭だけが電力を持つのではなく、
・地域で分け合える
・非常時に融通できる
仕組みこそ重要です。
■⑦ 再エネは「万能」ではない
再生可能エネルギーは強力な手段ですが、
従来電源・電池・人の支え
と組み合わせて初めて効果を発揮します。
■⑧ 防災として考える導入基準
・誰が使うのか
・どこで使うのか
・どの災害を想定するのか
この整理なしに導入しても意味がありません。
■まとめ|再エネは使い方次第で命を守る
SDGs目標7は「導入数」を競う目標ではありません。
結論:
再生可能エネルギーは、防災計画に組み込んでこそ真価を発揮する
防災士として現場を見てきて感じるのは、
「備えは道具より運用」という厳しい現実です。

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