災害現場で、
何度も耳にした言葉があります。
「そんな人がいるとは思わなかった」
障がいのある人にとって、
災害は情報・行動・環境の三重苦になります。
想定していない防災は、
存在しないのと同じです。
■① 障がい者防災が難しい理由
障がいは、外から見えないことが多い。
・視覚・聴覚の障がい
・発達・知的障がい
・内部障がい・持病
「分かってもらえない」こと自体が、
最大のリスクになります。
■② 災害時に起きやすい困難
現場で多かった問題です。
・避難情報が伝わらない
・周囲の行動が理解できない
・避難所環境に適応できない
結果として、
避難が遅れたり孤立します。
■③ 支援でやってはいけない行動
善意が逆効果になることがあります。
・勝手に触る・動かす
・急かす
・一律の対応をする
本人の意思確認が最優先です。
■④ 本人・家族が準備しておくべきこと
完璧でなくて構いません。
・必要な配慮を言語化
・支援してほしい内容を明確に
・連絡先・医療情報の整理
「伝えられる形」が、
命を守ります。
■⑤ 地域・避難所でできる現実的配慮
特別な設備がなくてもできます。
・静かなスペースの確保
・掲示や指差しでの案内
・一人で抱えない支援体制
少しの配慮が大きな安心につながります。
■⑥ 情報提供で意識すべきポイント
情報は量より伝わり方です。
・短く
・具体的に
・繰り返す
一度で伝わらなくて当たり前。
これが前提です。
■⑦ 支援は「特別扱い」ではない
配慮は不公平ではありません。
同じ場所にたどり着くために、
方法を変えているだけです。
この理解が、
地域の防災力を底上げします。
■⑧ 今日からできる一歩
まずは、これだけで十分です。
・「困ったら言っていい」と伝える
・支援を一人で抱えないと決める
・地域で顔を知る
それだけで、
障がい者防災は前に進みます。
■まとめ|想定した人から助かる
障がいのある人の防災は、
特別な話ではありません。
結論:
想定に入っている人は、災害時に守られる。
元消防職員・防災士として断言します。
助かったケースほど、
「事前に話し合いができていた」地域でした。
防災は、弱い人から考える。
それが、本当に強い防災です。

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