【防災士が解説】“震災後に本当に役立つ備蓄”とは?経験者が語る「収納術」「選び方」「続けられる仕組み」

食品・飲料・防災グッズを買っても、
「どこに置けばいいの?」「使い切れず放置してしまう」
という悩みは多くの家庭で共通です。

今回は、東日本大震災を経験した
“備蓄収納のプロ”が導き出した
本当に役立つ備蓄の選び方と収納の最適解 を解説します。


■① 震災直後に本当に困るのは「量」ではなく“使える状態”かどうか

呉田清美さん(防災備蓄収納1級プランナー)は、
震災でライフラインが止まった経験から、次のことを痛感したと語ります。

  • 水が2L×2本しかない
  • 食品はほぼゼロ
  • スーパーは6時間並んでも生鮮は買えない
  • 乾麺・缶詰などしか入手できない

「備えていなかった」という事実より、
“必要な物が必要な時に取り出せないこと”
これが最大のストレスだったと言います。


■② 収納の結論|押し入れ下段に「引き出し式」こそ最強

呉田さんが行き着いた備蓄収納は、
押し入れ下段 × プラスチック引き出し の組み合わせ。

▼理由

  • 地震で倒れにくい
  • 中身が飛び散らない
  • 奥行きが深いので備蓄向き
  • 大きな字で分類すれば一目で分かる
  • 子ども・高齢者でも使いやすい

収納の“安全性”と“見える化”が完璧に両立する構造です。


■③ プロが実践する「6分類の黄金ルール」

引き出しは以下の6つに分類されています。

  • ごはん・パン
  • 麺・もち
  • おかず・スープ
  • 軽食・おやつ
  • 食事用品
  • 衛生用品

最も特徴的なのは
「軽食・おやつ」も立派な備蓄として管理している 点です。

震災時はストレスが極端に高まるため、
果物ゼリー、ぜんざい、スナックなど、
“好きな味を食べられる時間” が心の支えになります。


■④ 賞味期限は「大きなシール」で“見える化”する

すべての食品に
賞味期限を大きく書いたシール を貼り、
月1回チェックする仕組みを作成。

期限が近いものを日常で食べ、
使った分だけ補充する ローリングストック が機能します。

これにより、
「夫婦2人が1週間暮らせる量」
が常に維持されている状態になります。


■⑤ 備蓄を続けられる家庭は“ストレスが少ない”

呉田さんの収納術は、単なる整理ではなく
「続けられる備蓄システム」 の構築です。

その理由はここにあります:

  • 取り出しやすい
  • 見やすい
  • 入れやすい
  • どこに何があるか一目で分かる
  • 家族全員が管理できる

つい買いすぎたり、どこに置いたか忘れたり…
そんな課題をすべて解決しています。


■⑥ 防災士としての結論|“備蓄は家族の命を守る収納”

震災を経験した人は声をそろえて言います。

「備えていれば、あの時のストレスは半分だった」

だからこそ今日からできる最初の一歩は――

  • 押し入れ下段にスペースを作る
  • 引き出しボックスを6つ用意する
  • 大きな字で分類する
  • 賞味期限のシールを貼る

これだけで、
あなたの家の備蓄は“実際に使える備蓄”へ進化します。

備蓄は量ではなく、
「取り出せる・使える・続けられる」が最も重要です。


■まとめ|備蓄は“家族へのラブレター”

備蓄収納は、
未来の家族が困らないようにする“愛のある行動”です。

災害は必ず来ます。
でも備えることで、未来の不安は確実に減らせます。

今日の行動が、明日の安心につながります。

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