雪による事故で亡くなった人の、
約9割が65歳以上の高齢者。
これは特別な数字ではなく、
毎冬、全国で繰り返されている現実です。
「自分でやらないと」
その思いが、命の危険につながっています。
■① 高齢者の除雪作業が最も危険な理由
高齢者の除雪事故には、
共通する背景があります。
・体力やバランス能力の低下
・寒さによる血圧変動
・転倒時の回復困難
・単独作業になりやすい
少しの滑りや踏み外しが、
致命的な事故につながります。
■② 「できるからやる」が危険になる瞬間
多くの高齢者は、
これまで何十年も雪下ろしや除雪を
自分でやってきました。
その経験があるからこそ、
「今回も大丈夫」と判断してしまいます。
しかし、
体の状態は確実に変わっています。
過去の経験は、現在の安全を保証しません。
■③ 市町村・消防・福祉の連携が鍵になる
高齢者の事故防止には、
個人任せでは限界があります。
市町村は、
・支援が必要な高齢者宅の把握
・消防機関、福祉機関との情報共有
・定期的な巡回
こうした体制づくりが重要です。
事故は、
「作業中」ではなく
「見えないところ」で起きています。
■④ 地域の目が命を守る
除雪事故を防ぐ現場の力は、
実は「近所」です。
・声かけ
・様子見
・一緒に作業する
・無理をさせない
これだけで、
防げる事故は確実にあります。
自主防災組織や近隣住民の協力は、
高齢者にとって命綱です。
■⑤ 高齢者に除雪を「任せない」判断
本当に必要なのは、
「頑張ってもらう」ことではありません。
・一人でやらせない
・屋根雪は手を出させない
・危険な時間帯は止める
これは過保護ではなく、
命を守る判断です。
■⑥ 除雪事故は防げる災害
雪は自然現象ですが、
事故は人災です。
高齢者の除雪事故は、
・事前の把握
・地域の連携
・無理をさせない判断
この3つで、
確実に減らせます。
■⑦ 「助け合う防災」が一番の対策
高齢者自身の努力ではなく、
地域全体で支える防災。
それが、
これからの降雪期に求められる
本当の防災対策です。
今年の冬は、
「何かあってから」ではなく、
何も起きない冬を一緒につくりましょう。

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