2026年2月15日、関東では最高気温18℃前後と4月並みの暖かさが予想されています。穏やかな陽気に見えますが、防災の視点では「警戒日」です。
暖気ピークは、
・花粉の急増
・急速な融雪
・寒暖差による健康被害
この“三重リスク”が同時進行する日だからです。
本記事は、気象庁予報および各気象機関の発表内容と一致する事実に基づき、防災士の実務視点で整理します。
■① 暖気ピーク=リスク加速日
2月中旬の暖気流入は、北日本・東日本を中心に平年を上回る気温傾向が確認されています。
積雪は1cm溶けると約1mmの降雨相当の水量になります。
仮に20〜30cmが短期間で融ければ、
→ 実質20〜30mmの雨と同等の水が地表を流れる計算です。
その結果、
・河川水位上昇
・側溝詰まりによる道路冠水
・地盤の緩み
・斜面崩壊リスク上昇
が起こりやすくなります。
被災地派遣やLO活動で感じたのは、「雨が降っていないのに水害が起きる」という油断です。
融雪は“見えない雨”です。
■② 花粉飛散は暖気・乾燥・風で急増
2月下旬に向け、東日本・北日本では「非常に多い」飛散予測が出ています。
暖気+乾燥+風
この組み合わせは花粉飛散量を一気に押し上げます。
標準的かつ有効な対策は:
・不織布マスク
・帰宅時の衣類払い
・洗濯物の室内干し
・目薬・内服薬の事前準備
避難所生活では換気や人の出入りにより悪化しやすく、体力低下は長期避難の質を下げます。
花粉対策は“健康防災”です。
■③ 融雪・落雪・雪崩は暖気日に多発
消防現場で統計的に多いのは、暖かい晴天日の事故です。
・屋根雪の落下
・雪庇崩落
・なだれ
・除雪中の転落事故
暖気で雪が重く緩み、作業が増えるため事故率が上がります。
消防ガイドラインでも、
除雪作業は必ず複数人で実施
が基本原則です。
本日2/15も北日本では融雪への注意喚起が出ています。
■④ 寒暖差は健康リスクを押し上げる
2月は寒暖差が激しい月です。
暖かい日中 → 夜間急冷
このパターンは、
・血圧急上昇
・心疾患リスク増加
・ヒートショック
・凍結転倒事故
を招きます。
室温18℃未満は健康リスクが高まる目安とされます。
さらに、暖気後に低気圧が通過すると、
・湿雪
・路面凍結
・視界不良
が北日本で典型的に発生します。
「暖かい日=軽装」は危険です。
■⑤ よくある誤解
× 雨が降っていないから安全
× 晴れているから安心
× 春の陽気は危険が少ない
これらは誤解です。
暖気ピークは複合災害の入口です。
■⑥ 今日できる最小行動
・側溝・排水口の確認
・屋根下を歩かない
・花粉対策の徹底
・夜間冷え込み想定の服装
・除雪は複数人で
行政の警報を待つだけでなく、気温上昇というサインを読む力が自律型避難の第一歩です。
■まとめ|2026年2月15日は警戒日
本日の暖気ピークは、
✔ 花粉急増
✔ 融雪水害
✔ 寒暖差健康被害
この三重リスクが重なる日です。
気象庁および各気象機関の予報内容と一致しており、科学的根拠にも基づいています。
暖かい日は安心日ではありません。
“警戒日”です。
穏やかな日こそ、先回り行動を。
それが被害を最小化します。
【出典】気象庁
https://www.jma.go.jp/

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