【防災士が解説】LINEで天気予報が見られる「Yahoo!天気・災害」ミニアプリ追加|災害時に見逃さない使い方

普段から毎日開く人が多い「LINE」の中で、天気予報や雨雲レーダー、警報・注意報まで確認できるようになりました。災害対応では「情報を取りに行く手間」が判断の遅れにつながります。アプリを切り替えずに確認できる導線が増えるのは、日常の備えとしても、災害時の初動としても価値があります。

私は被災地での支援活動(避難所や現地調整を含む)に入った際、天候の急変や警報の発表タイミングが、移動・物資搬送・屋外作業の安全に直結する場面を何度も見てきました。だからこそ「すぐ見られる場所に情報がある」こと自体が、立派な減災になります。


目次

  • ■① 何ができるミニアプリなのか
  • ■② どこから開く?最短の見つけ方
  • ■③ 「最大5地点登録」を防災に活かすコツ
  • ■④ 雨雲レーダーは“行動の判断”に使う
  • ■⑤ 警報・注意報を見たら最初に確認すること
  • ■⑥ 災害発生時に役立つ“見方の順番”
  • ■⑦ 家族と共有して「迷わない」仕組みにする
  • ■⑧ 注意点:これだけは過信しない

■① 何ができるミニアプリなのか

LINEミニアプリ「Yahoo!天気・災害」では、主に次の情報をLINE内で確認できます。

  • 今日・明日の1時間ごとの天気
  • 週間天気予報
  • 雨雲レーダー
  • 警報・注意報

ポイントは「日常の天気確認」だけでなく、「災害時の判断材料(警報・注意報、雨雲の接近など)」まで一気通貫で触れられることです。災害時はアプリを探す・切り替えるだけでもストレスになります。普段使いの中に備えを混ぜられるのが強みです。


■② どこから開く?最短の見つけ方

使い方はシンプルです。

  • LINEの「ホーム」タブ、または「ウォレット」タブから検索
  • 「Yahoo!天気・災害」を探して開く

「いつでも開ける場所」に固定できる状態を作っておくと、災害時に迷いません。まずは“開く導線”だけでも体に覚えさせておくのがおすすめです。


■③ 「最大5地点登録」を防災に活かすコツ

このミニアプリでは、現在地に加えて任意地点を最大5か所まで登録できます。ここが防災的に一番おいしい機能です。

おすすめの登録例:

  • 自宅
  • 職場
  • 子どもの学校周辺
  • 実家(高齢の家族がいる場所)
  • よく行く場所(通院先・練習場・出張先など)

災害は「自分がいる場所」より「家族がいる場所」に先に起きることが普通にあります。普段から家族の生活圏を登録しておくと、雨・雪・警報の情報を先回りで確認でき、連絡や迎えの判断が早くなります。


■④ 雨雲レーダーは“行動の判断”に使う

雨雲レーダーは「見る」だけではなく、「決める」ために使います。

  • 外出を30分ずらす
  • 迎えを前倒しする
  • 車移動に切り替える
  • 川沿い・アンダーパス・土砂災害警戒区域の通行を避ける

被災地では、豪雨時の移動判断が遅れて立ち往生するケースを何度も見ました。「雨が降ってから」ではなく、「雨雲が近づく前」に動けるかが差になります。


■⑤ 警報・注意報を見たら最初に確認すること

警報・注意報を見たら、まずは次を押さえると判断がブレにくいです。

  • どの地域が対象か(自分/家族の登録地点が入っているか)
  • 何の警報・注意報か(大雨、洪水、暴風、波浪、大雪など)
  • いつ頃強まる見込みか(今日のうち/夜間/通勤通学時間帯)

警報が出てから慌てるのではなく、「何が・どこで・いつ」かを先に整理して、必要な行動だけに絞るのがコツです。


■⑥ 災害発生時に役立つ“見方の順番”

災害時は情報が多すぎて疲れます。順番を決めておくと迷いません。

おすすめの順番:
1) 自宅・家族の地点で警報が出ているか
2) 雨雲レーダーで「これから1〜2時間」を見る
3) 今日・明日の時間ごとの予報でピークを把握
4) 必要なら自治体の避難情報(別ルート)で確認

現場では「何を見ればいいかわからない」が一番のロスになります。見る順番を固定しておくだけで、判断が軽くなります。


■⑦ 家族と共有して「迷わない」仕組みにする

この手の情報は、家族で“同じ前提”を持てると強いです。

  • 「警報が出たらこの連絡」
  • 「雨雲レーダーで赤〜紫が近い時は迎え前倒し」
  • 「夜間に強まる予報なら、夕方のうちに買い足し」

災害時は「察してくれ」が通じません。短いルールを1〜2個だけ決めておくと、動きが揃いやすくなります。


■⑧ 注意点:これだけは過信しない

便利な一方で、過信は禁物です。

  • 通信が不安定な時は見られない可能性がある(紙のハザードマップや避難先メモも残す)
  • 情報は更新されるため、見た時刻を意識する(古い情報のまま動かない)
  • 最終判断は自治体の避難情報・気象台の情報も併用する(“1つの画面だけ”に依存しない)

「普段使いの中で備えを混ぜる」道具としては非常に良いので、過信せず“判断の材料を増やす”位置づけで使うのが安全です。


まとめ

LINE内で「Yahoo!天気・災害」を確認できるようになったことで、天気・警報・雨雲の情報が日常にさらに近づきました。防災としては、特に「最大5地点登録」を家族の生活圏に合わせて使うのが効果的です。まずは、LINEで開ける状態にして、登録地点を整える。ここまでやれば、もう備えとして一歩進んでいます。


出典:Impress Watch「LINEで天気予報 ミニアプリ『Yahoo!天気・災害』追加」(2026年2月16日)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2086309.html

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