避難所生活で不足しがちなのは、
食料や水だけではありません。
実際に多くの被災地で問題になるのが、
「何もできない時間」と「心の疲労」です。
その対策として注目されるのが、
避難所で使えるボードゲームです。
■① 避難所で発生する“心の消耗”
避難所では、
・待つだけの時間
・先が見えない不安
・プライバシー不足
が重なり、
大人も子どもも精神的に追い込まれます。
特に子どもは、
「不安を言葉にできない」ため、
別の形でストレスを発散する必要があります。
■② ボードゲームが果たす役割
ボードゲームは、
・会話を生む
・笑顔を引き出す
・時間を区切れる
・現実から一時的に離れられる
という効果があります。
これは単なる娯楽ではなく、
心理的な応急処置です。
■③ 避難所向きボードゲームの条件
避難所で使えるゲームには条件があります。
・音が出ない
・電気を使わない
・短時間で終わる
・ルールが簡単
・年齢差に対応できる
この条件を満たさないものは、
逆にトラブルの原因になります。
■④ 実際に向いているゲーム例
避難所で相性が良いのは、
・UNO
・トランプ
・オセロ
・将棋(簡易)
・ナンプレ
・折り紙ゲーム
特にUNOは、
・説明不要
・短時間
・少人数でも可
という点で、
非常に現実的です。
■⑤ 向いていないゲームの特徴
避難所では避けたいのは、
・音や振動が出る
・長時間拘束される
・負けが強調される
・大きなスペースが必要
デジタルゲームや大型ボードは、
車中泊や在宅避難向きです。
■⑥ 子どもだけでなく大人にも効果
ボードゲームは子ども向けと思われがちですが、
・沈黙がつらい大人
・気を張り続けている人
にとっても、
「会話のきっかけ」になります。
被災地では、
雑談が生まれること自体が回復の第一歩です。
■⑦ トラブルを防ぐ使い方
避難所で使う際は、
・場所を選ぶ
・周囲に一声かける
・長時間独占しない
この配慮が重要です。
「楽しい人」と「静かにしたい人」は、
同じ空間にいます。
■⑧ 防災備蓄としての現実的な位置づけ
優先順位としては、
- 命を守る備え
- 生活を維持する備え
- 心を守る備え
ボードゲームは③ですが、
長期化するほど価値が上がる備えです。
■⑨ 元消防士の視点から
災害現場では、
・泣き続ける子
・黙り込む大人
を何度も見てきました。
そんな中で、
小さなカードゲーム一つで
場の空気が変わる瞬間もありました。
■⑩ まとめ|ボードゲームは「心の備蓄」
・電気不要
・音が出ない
・軽くて安価
・心理的効果が高い
避難所用防災リュックに、
UNOやトランプを1つ入れておく。
それは、
命を守った“その後”を支える備えです。

コメント