2026-01

防災

【元消防職員が解説】屋外貯蔵タンク検査の新基準と渦電流探傷試験|防災×危険物施設

令和7年12月24日から、「危険物の規制に関する規則」の一部改正が施行され、特定屋外貯蔵タンクの底部溶接継手に対する新たな検査方法として「渦電流探傷試験」が正式に追加されました。これは、危険物施設における事故防止と予防保全の高度化を目的とし...
防災

【防災士が解説】林野火災の警戒強化と今できる備え|防災×林野火災

近年、林野火災の発生リスクが全国的に高まっています。令和7年2月の岩手県大船渡市、3月の岡山市・今治市での大規模林野火災を受け、消防庁と林野庁は連携して対策を強化し、新たな制度や運用の見直しが進められています。これから空気が乾燥し、強風が吹...
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【防災士が解説】閉山中の富士山で相次ぐ遭難事故の危険性|防災×冬季登山

閉山期間中の富士山で、再び遭難事故が発生しました。冬季閉鎖中にもかかわらず入山し、転倒・滑落により救助要請に至る事例は後を絶ちません。これは個人の登山判断にとどまらず、社会全体の防災課題として捉える必要があります。■① 閉山中の富士山で発生...
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【元消防職員が解説】消防学校訓練事故から学ぶ再発防止策|防災×訓練安全

消防・防災の現場では「訓練そのものが危険を伴う」という現実があります。令和6年7月、福岡市消防学校の初任教育における水難救助訓練中に、尊い命が失われる事故が発生しました。この事故を踏まえ、再発防止に向けた具体的な取り組みが整理されています。...
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【防災士が解説】避難所での食事配布の順番は?|防災×避難所・避難場所

避難所に到着して、多くの人が最初に不安になるのが「食事はいつ、どうやってもらえるのか」です。被災地では、この配布順を巡る誤解が、混乱や不満につながる場面を何度も見てきました。■① 食事配布に「早い者勝ち」はない原則として、避難所の食事配布は...
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【防災士が解説】総重量25kg以上ドローンに保険加入義務化|防災×無人航空機

災害対応や点検、物流などで活用が進む無人航空機(ドローン)ですが、令和7年10月1日以降、飛行ルールが大きく変わります。防災の現場でも関係が深い制度改正について、ポイントを整理します。■① 制度改正の概要「無人航空機の飛行に関する許可・承認...
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【防災士が解説】災害時デマの正体と見抜き方|防災×デマ対策

大規模災害の発生直後、被災地を混乱させるもう一つの「災害」があります。それが、デマや真偽不明情報です。阪神・淡路大震災から30年以上が経過した現在、SNSや生成AIの登場により、その脅威は格段に高まっています。■① 阪神大震災で実際に起きた...
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【防災士が解説】昇進が「罰ゲーム」になる組織の危うさ|防災×人材流出

「昇進おめでとう」「ありがとうございます。頑張ります」そう答えた30代社員が、わずか1週間後に辞表を提出した――。この出来事は、単なる人事やキャリアの話ではありません。防災の視点で見ると、これは組織が静かに壊れていく“予兆”でもあります。災...
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【防災士が解説】防災×制度|防災庁発足は何を変えるのか。「庁」新設が意味するものを冷静に考える

2025年末、高市政権は「防災庁」設置の基本方針を閣議決定しました。2026年11月にも発足予定で、職員規模は約350人、年間予算は約200億円。民間企業に例えれば、上場企業レベルの巨大組織です。「また役所が増えるのか」「税金の無駄ではない...
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【防災士が解説】防災×記憶|「避難しようと伝えることができれば」能登地震・豪雨の追悼から私たちが受け取る教訓

2024年元日の能登半島地震から2年。さらに同年9月の奥能登豪雨災害と合わせ、718人もの尊い命が失われました。2026年1月1日、石川県輪島市では県主催の追悼式が行われ、遺族や関係者が雪の降る中、それぞれの思いを胸に祈りを捧げました。「ど...