2026-02

防災

【元消防職員が解説】「機関運用技術要覧(改訂三版)」が防災現場で効く理由|ポンプ運用は“水を出す技術”ではなく“守る技術”

消防の現場で、機関運用(ポンプ運用)は「裏方」ではありません。放水を成立させるのは、圧力・流量・吸水・摩擦損失・高低差などの“見えない条件”を、その場で判断し続ける力です。災害時はなおさらで、設備や水利が平時どおりに使えるとは限りません。だ...
防災

【防災士が解説】昭和43年「十勝沖地震(M7.9)」が今も残す教訓|ストーブ火災とRC被害が示した“本当の耐震”

昭和43年5月16日、襟裳岬の南東方沖を震源とするM7.9の大地震が発生し、北海道南部から東北北部にかけて広い範囲で強い揺れが観測されました。死者・負傷者、住宅被害に加え、火災も多数発生し、さらに「鉄筋コンクリートは強い」という当時の常識を...
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【防災士が解説】Lアラートとは?災害時に“正しい情報が届く仕組み”を作るための基礎知識

災害時、もっとも怖いのは「情報がない」ことではなく、「情報が混乱して行動が遅れる」ことです。避難情報がどこで出ているのか分からない、同じ内容が違う言い方で流れる、デマが混じる。こうなると、住民は動けなくなります。被災地派遣の現場でも、情報が...
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【防災士が解説】外国人に対する災害時の情報発信|伝えても届かないを防ぐ“やさしい設計”の基本

災害時の情報は、早さだけでなく「届く形」になっているかが重要です。特に外国人住民や旅行者は、言葉の壁、文化の違い、土地勘のなさで、同じ情報でも行動に結びつきにくいです。被災地派遣の現場でも、避難所に来た外国人が「どこで何を見ればいいのか分か...
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【防災士が解説】地方防災会議に女性委員が必要な理由|避難所・要配慮者支援で“見落とし”を減らす実務

防災は「災害が起きた瞬間の対応」だけではありません。平時の計画・訓練・体制づくりが、被災後の混乱の大きさを決めます。その中心にあるのが、自治体の防災計画や重要方針を議論する“地方防災会議”です。そして現場目線で言うと、防災会議のメンバー構成...
防災

【防災士が解説】新基準原付(125cc化)はユーザーに厳しい?速度30km/hのまま“価格・駐輪・運用”が難しくなる理由と現実的な備え

いわゆる原付が「125ccまで」になった――と聞くと、パワーも余裕も増えて良いことづくめに見えます。ところが新基準原付は、排気量が125cc以下でも“最高出力を抑えた原付一種”という位置づけで、交通ルール(30km/h、二段階右折、二人乗り...
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【防災士が解説】トラック無線はなぜ今も残る?携帯時代でも“無線が強い”理由と防災での活かし方

スマートフォンが普及した今でも、無線はイベント会場、警備、現場仕事、そしてトラックの世界で現役です。かつてのCB無線から、携帯回線を使うIP無線へ。形は変わっても「無線で話す」という文化が残っているのは、非常時に強い“通信の性質”を持ってい...
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【防災士が解説】首相施政方針演説の「強さ」を、防災の視点で読み解く|強い経済・安保と“暮らしの強靭化”はつながっている

政治の演説は一見、防災と関係が薄く見えます。しかし、防災は「避難の仕方」だけではありません。道路・港・電力・通信・医療・物流・財政。社会の土台が強いほど、災害時に生活は崩れにくくなります。逆に、土台が弱いと災害は長引き、復旧の遅れが家庭の負...
防災

【元消防職員が解説】次世代船の燃料は“クリーンでも危険” アンモニア・LPG事故を想定した東京湾訓練から学ぶ備え方

「CO2を出さない燃料」が注目される一方で、現場が警戒しているのは“新しい危険”です。メタノール、水素、そしてアンモニア。環境面では期待されても、事故対応の目線では「性質が違い、対処も変わる」ため、初動の難しさが一気に増します。元消防職員と...
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【元消防職員が解説】指輪型「G-SHOCK nano」は防災に使える?超小型・20気圧防水が“日常の備え”になる理由

カシオの指輪型「G-SHOCK nano」が話題です。指に着ける時計という発想は、ファッションだけでなく「両手を空けたい」「濡れても気にせず使いたい」「ぶつけても壊れにくい」といった“現場の条件”とも相性が良いのがポイントです。被災時は荷物...