年末で期限を迎える予定だった 住宅ローン減税(2025年末) が、
与党税制調査会により 延長・対象拡大 の方向で調整されていることが明らかになりました。
住宅価格は高騰、金利も上昇し続ける中で、
「マイホームを買うタイミングは?」「家計の負担はどう変わる?」
と不安を抱く家庭も少なくありません。
防災士として、家計の安定も“生活防災”の重要項目です。
今回の変更のポイントと、家計が取るべき備えを解説します。
■① なぜ住宅ローン減税が延長されるのか
背景には以下の要因があります。
- 住宅価格が全国的に高騰
- 金利上昇でローン負担が増加
- 単身世帯・中古住宅需要の増加
- 住宅取得の機会を失わせないための政策的配慮
政府としては、家計負担の急増を“災害リスク”と捉え、
住宅購入を支える環境整備を急いでいる形です。
■② 延長されると何が変わる?
今回示されたポイントは次の通り。
- 現行の住宅ローン減税(残高の0.7%控除)を延長
- 控除期間は最大13年間のまま維持
- 対象物件を拡大
- 省エネ性能による控除上限は維持
特に中古住宅は価格が安く、家計の防災力を高めやすい住宅選択。
そこへの支援拡充は大きなメリットです。
■③ “40㎡台の住宅”も対象に
これまでの対象は 50㎡以上 が原則でした。
今回の改正案では…
40㎡台のコンパクト住宅も控除対象に
単身世帯・DINKS・小家族など、多様なライフスタイルに対応する一歩です。
■④ 中古住宅への支援が強化される理由
中古住宅が注目される背景には:
- 価格が新築より20〜40%安い
- 供給量が増え、選択肢が拡大
- リフォームで価値を上げやすい
- SDGs(資源循環)への適合
防災士の視点では、
「耐震性能の確認」 が中古住宅選びの最重要ポイントになります。
■⑤ 金利上昇と住宅ローンの“家計リスク”
日銀は2024年3月にマイナス金利を解除。
その後も利上げを進めており、各銀行の貸出金利が上昇しています。
金利が上がると…
- 月々の返済額が増加
- 総支払額は数百万円単位で増えるケース
- 家計の余裕が減り、災害備蓄・保険などに影響
つまり 住宅ローンは生活防災の“重大リスク” でもあります。
■⑥ 住宅ローン減税と金利上昇、どちらが家計に影響するか
結論から言うと…
金利上昇の影響のほうが圧倒的に大きい
例:3000万円の借入
金利1% → 1.5%に上昇すると
総返済額は 約300〜400万円増加。
減税で取り戻せる額より、金利負担が上回りやすいのが現実です。
■⑦ 住宅購入を検討中の家庭が今やるべき防災行動
- 金利タイプ(固定 or 変動)を必ず確認
- 中古住宅なら“耐震性能”と“浸水リスク”を必ずチェック
- 頭金は生活防衛資金を残しつつ無理なく
- 毎月返済額は「手取りの25%以内」が安全圏
- 火災保険・地震保険の見直しもセットで
家計の破綻も“生活の災害”。
防ぐための行動は事前準備がすべてです。
■⑧ 今後のスケジュールと注意点
- 2026年度税制改正大綱に明記予定
- 減税の詳細は省エネ性能によって異なる
- 金利動向とセットで必ずチェックすべき
- 住宅市場は金利次第で大きく変動する可能性
特に変動金利の利用者は、金利上昇リスクを常に意識する必要があります。
■まとめ|住宅ローン減税の延長は“家計防災”の一部
今回の延長は、住宅購入者への大きな支援になりますが、
本当の家計リスクは金利上昇
ここを見落とすと危険です。
結論:
住宅ローン減税は追い風になるが、金利リスクの管理こそが家計防災の最重要ポイント。
防災士として、地震や台風と同じように、
「家計を揺らすリスク」にも備えることを強く推奨します。
家族の暮らしを守る最善の行動を今から始めましょう。

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