【防災士が解説】冬の防災訓練は“命を守る行動力”を育てる ── 雪・寒さ・停電を想定した実践ポイント

冬は災害が少ないと思われがちですが、実際には
大雪・路面凍結・停電・暖房停止・低体温症
など、命を脅かすリスクが一年で最も多い季節です。

だからこそ
「冬の防災訓練」こそ本当に役に立つ訓練
しかし、多くの家庭・学校・地域では冬の訓練が不十分なままです。

この記事では、冬に必要な実践的な訓練内容を「防災士の視点」でわかりやすく解説します。


■① なぜ冬の防災訓練が重要なのか?

冬は気象条件が悪く、避難が遅れやすい季節だからです。

✔ 積雪で外に出られない
✔ 路面凍結で転倒・事故が多発
✔ 暗い時間が長く視界が悪い
✔ 暖房が使えず判断力が低下
✔ 交通が麻痺して迎えに行けない

「訓練をしている家庭」と「していない家庭」では
行動スピードが3倍以上違うと言われます。


■② 冬の防災訓練で確認すべき3つ

① “寒さの中”で避難できるか?

✔ コートはすぐ着られる?
✔ 靴下は厚手?
✔ 手袋・マフラーはどこにある?
✔ 子どもはひとりで支度できる?

冬の避難は準備だけで3〜5分遅れます。

② 夜の停電を再現する

停電は冬に多く発生します。

✔ 真っ暗な中でライトを探せる?
✔ 家族の集合場所はすぐ行ける?
✔ 玄関まで安全に歩ける?

夜の停電訓練は、実際の災害で最も役立ちます。

③ 外に出た瞬間の“危険”を理解する

冬は玄関・階段・踊り場が凍るため事故が多発。

✔ 靴底の滑りにくさ確認
✔ 足元ライトを点ける
✔ 手すりの位置確認

冬は「玄関が最大の敵」です。


■③ 家庭でできる冬の防災訓練メニュー

✔ 5分でできる“即時避難”訓練

家族全員が
「防寒装備を整えて家の外へ」
までをタイム計測。

冬は10分かかる家庭も多いです。

✔ 停電+暖房停止訓練

暖房を止めて10分間生活してみる。

✔ どこが一番寒い?
✔ 子どもの体温低下は?
✔ 毛布・ブランケットですぐ保温できる?

これだけで弱点が分かります。

✔ 夜間ルート訓練

夜、実際に避難ルートを歩くと
「暗くて怖い・滑りやすい」
という現実が見えます。


■④ 冬の訓練で特に大切な“子ども向け”

子どもは冬の災害で動きが遅くなりがち。

✔ 上着をひとりで着る練習
✔ 手袋をすぐ見つけられる場所に置く
✔ 暗闇の中で懐中電灯を探す訓練
✔ 塾・学校からひとりで帰宅する想定

“冬の防災教育”は命を守る力そのものです。


■⑤ 冬の防災訓練で必ず準備しておくもの

✔ 懐中電灯・ヘッドライト
✔ モバイルバッテリー
✔ 使い捨てカイロ
✔ 防寒コート
✔ 厚手靴下
✔ 軍手・手袋
✔ ラジオ
✔ ホッカイロの置き場所統一

訓練しながら配置の最適化ができます。


■⑥ 冬の避難で“絶対にやってはいけない行動”

⚠ 車で迎えに行く(渋滞・事故・立ち往生の原因)
⚠ 吹雪の中で遠くの避難所へ向かう
⚠ 薄着のまま外に出る
⚠ 荷物を多く持ちすぎる
⚠ スマホの充電を確認しない

冬は判断ミスが致命的になります。


■まとめ|冬の防災訓練は“命の予行演習”

✔ 冬は避難が最も難しい季節
✔ 夜・停電・寒さを想定して訓練する
✔ 家族全員で「即時避難」の練習を
✔ 冬用の防災グッズも確認する
✔ 子どもの行動訓練が特に重要

結論:
冬こそ訓練すべき。訓練している家庭ほど、生存率が高い。

今日できる行動👇
✔ 家族で5分避難チャレンジ
✔ 懐中電灯の位置を統一
✔ 冬用防災バッグのチェック
✔ 夜の避難ルートを歩く

冬の訓練は、実際の災害で“最短の行動”につながります。

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