冬は、車が「移動手段」から「避難場所」へ変わる季節。
大雪・渋滞・立ち往生・停電など、さまざまな場面で 車内の防寒対策が生死を分ける ことがあります。
防災士として、最低限おさえておきたい“車内の防寒ポイント”を解説します。
■① 車内は外気と同じくらい冷える
エンジンを止めた車は、断熱性が弱く急激に冷えるのが特徴。
- 停電時の車中待機
- 立ち往生
- 早朝の出発
- 夜間の運転前準備
こうした状況で体温が奪われると、低体温症のリスクが高まります。
まずは「車は暖かくない」という前提が重要です。
■② ブランケットは“1人1枚以上”が基本
車内防寒の最重要アイテム。
- フリースブランケット
- アルミブランケット
- 厚手の毛布
特にアルミブランケットは軽量・コンパクトで、体温を逃がさない最強の防災装備として必ず積んでほしいものです。
■③ 使い捨てカイロ・貼るカイロの備蓄
暖房が使えない時の生命線。
- 貼るカイロ:腹部・腰・背中
- 使い捨てカイロ:ポケット・手先用
複数人で車に乗る家庭ほど、備蓄数が重要です。
■④ サンシェードで「外気の侵入」を防ぐ
冬でもサンシェードは防寒に有効。
- ガラス面からの冷気を遮断
- 車内の温度低下を遅らせる
- 暖房効率を高める
フロントだけでなく、側面用・リア用を揃えるとより効果的です。
■⑤ 足元の冷え対策が“体温維持”の鍵
車内で最も冷える場所が 足元。
- 厚手の靴下
- レッグウォーマー
- 座席下に敷く断熱マット
足が冷えると全身の体温が下がりやすいため、重点的な防寒が必要です。
■⑥ 車内の結露と寒さはセットで来る
冬に多いトラブルが車内結露。
- 外気との差でガラスが曇る
- 視界不良で事故につながる
- 結露→凍結することも
結露対策として
✔ デフロスターを早めにON
✔ 吸湿性のあるタオルを常備
✔ できるだけ換気
が重要です。
■⑦ 立ち往生を想定した「防災セット」
冬の車内には、防災セットを積んでおくのが必須。
- 水(凍結を避けて複数本)
- 非常食
- モバイルバッテリー
- 携帯トイレ
- スコップ
- 牽引ロープ
- 滑り止め剤
特に立ち往生は 10時間以上動けないケースが全国で発生 しています。
■⑧ 暖房を使う時の“一酸化炭素中毒”
雪でマフラーが埋まると、排気ガスが逆流し 一酸化炭素中毒 を引き起こします。
- エンジンをかけっぱなしにしない
- 1時間に数回は雪をどかす
- 車内を密閉しすぎない
防災士として最も伝えたい危険ポイントです。
■まとめ|車内防寒は“命を守る装備”
- 車内は想像以上に冷える
- ブランケット・カイロが即効性あり
- 結露対策は事故防止のためにも必須
- 冬の車内にはミニ防災セットを
- 暖房利用は一酸化炭素中毒に注意
結論:
冬の車は「避難場所」にもなる。防災士として、車内防寒は全員が必ず備えるべき命の対策です。

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