【防災士が解説】冬のペット防寒|寒さは“命のリスク”に直結する。家庭でできる安全対策

冬になると、ペットの体調不良や事故が増える季節です。
犬・猫は寒さに強いと思われがちですが、実際には 室内飼いのペットほど寒さに弱い 傾向があります。

防災士として被災地支援の経験からも、ペットの防寒対策は「生活の質」だけでなく 命を守る防災の一部 だと感じています。


■① 冬にペットが体調を崩す理由

冬は以下のリスクが一気に増えます。

  • 低体温症
  • 食欲不振
  • 関節炎の悪化
  • 夜間の震え
  • 寒暖差によるストレス

特に高齢の犬・猫、子犬・子猫は温度変化に弱く、一晩で体力を大きく奪われることがあります。


■② 適切な室温と湿度の目安

快適な環境目安👇

  • 室温:18〜22℃
  • 湿度:50〜60%

ポイントは「人の体感温度より少し暖かめ」。
ペットは人より地面に近いため、床温度が低いと体が冷えます。


■③ 避けるべき危険な暖房器具

以下は火災・やけどリスクが高いため要注意です。

  • 石油ストーブの前で寝る
  • 電気ストーブの前に長時間居座る
  • コードをかじって感電
  • こたつに長時間入りすぎる

特に冬は ペットの暖房事故が毎年多発 しています。


■④ 安全に暖めるための3つの工夫

家庭でできる簡単な工夫👇

  1. ペット用ホットカーペット(低温)
     温度が高すぎないものを選ぶ。
  2. サークルに毛布・ブランケットをかけて“保温空間”を作る
     テント状にすると暖気が逃げにくい。
  3. 床冷え対策に断熱シートを敷く
     冷気の遮断で体温低下を防ぐ。

■⑤ 冬の散歩は時間帯が重要

寒い時間帯の散歩は体への負担が大きくなります。

  • 朝の散歩は日が昇ってから
  • 夜の散歩は短めに
  • 雨や雪の日は無理に行かない
  • 路面凍結は肉球が非常に滑りやすい

服が苦手な子でも、短時間の散歩なら“腹巻タイプ”など軽い防寒で十分です。


■⑥ ペットの“低体温症サイン”を見逃さない

以下は危険なサインです。

  • 震えが止まらない
  • 体を丸めて動かない
  • 冷たい場所から動こうとしない
  • 食欲が落ちる
  • 呼吸が浅い

低体温症は進行すると命に関わります。すぐに暖かい環境へ。


■⑦ 災害時の“冬のペット防災”は別次元の難しさ

被災地で実感したこと👇

  • 避難所は冷える
  • ペットが緊張して体温が下がりやすい
  • ペット用毛布・防寒具はすぐ不足する
  • ケージ底が冷え、体力低下につながる

冬の避難では “保温グッズ”の確保が命を守る鍵 になります。


■⑧ すぐに準備できる防災×防寒セット

家庭で必ず用意したいもの👇

  • ペット用毛布
  • アルミ保温シート
  • 巾着に入る小型ブランケット
  • ペット用ホッカイロ(低温タイプ)
  • 折りたたみケージ用の断熱マット

“持ち出せる防寒” がペットの生存率を大きく左右します。


■まとめ|冬は「寒さ=災害」だと考えるべき

冬は人以上にペットの体調が変化します。
特に高齢のペットや子犬・子猫ほど寒さに弱いため、家庭の防寒対策が命を守ります。

結論:
冬のペット防寒は“生活の快適さ”ではなく“命を守る防災行動”。

防災士として、冬の寒さを甘く見ると取り返しがつかないケースを何度も見てきました。
今日からできる工夫で、大切な家族をしっかり守りましょう。

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