冬は「寒さだけがつらい季節」ではありません。
実は、気圧の乱高下が増えるため 頭痛・めまい・倦怠感・情緒不安定 などの“気象病”が年間を通じて最も悪化しやすい季節です。
防災士として災害時の体調悪化も数多く見てきた経験から、
冬の気象病が危険な理由と、今日からできる対策をわかりやすく解説します。
■① 冬は気象病の「ハイシーズン」
冬は低気圧と寒気の通過が早く、
1日の中で気圧が10hPa以上変動することも珍しくありません。
● 急激な寒暖差
● 気圧の乱高下
● 乾燥による自律神経の乱れ
これらが重なり、体のダメージが一気に表面化します。
■② 冬の気象病の主な症状
冬の気象病には以下の症状が多く報告されています。
● 頭痛(特に片頭痛)
● めまい・ふらつき
● 倦怠感
● 肩こりや関節痛
● 気分の落ち込み
● 動悸・息苦しさ
特に片頭痛は冬の「低気圧接近」と「寒さ刺激」で悪化します。
■③ 気圧の変化がなぜ頭痛を起こすのか
気圧が下がると、体内の血管が膨張し神経を刺激します。
その結果、片頭痛が起きやすく、倦怠感や眠気も強くなります。
さらに冬は寒さで筋肉が固まり、血流が悪化し、
緊張型頭痛の発生率も上昇します。
■④ 冬の低気圧は“災害並み”の破壊力
冬の爆弾低気圧は、体にも大きな影響を与えます。
● 前日比20hPa以上の急降下
● 強風によるストレス
● 気圧変動による自律神経の乱れ
爆弾低気圧が来ると頭痛外来が混雑するほど、
冬の気圧変動は体調を直撃します。
■⑤ 気象病の“悪化スイッチ”となる行動
以下の行動は気象病を悪化させる原因になります。
● 冷たい部屋で長時間作業
● 朝食を抜く
● 睡眠不足
● カフェインの摂りすぎ
● 水分不足
● 運動不足
特に冬は水分摂取量が下がり、血流が悪化しやすい点が要注意です。
■⑥ 冬の気象病を防ぐ効果的な生活習慣
今日からできる改善策は以下の通りです。
● 室温を18〜20℃に保つ
● 白湯や常温水で水分補給
● 首・肩・腰を冷やさない
● ゆっくり入浴し体を温める
● 湿度40〜60%を維持
● 朝にカーテンを開けて光を浴びる
● 就寝時は寝室の温度を一定に保つ
血流と自律神経を整えることが最重要ポイントです。
■⑦ 気圧アプリで「予測型対策」
気象病対策に効果的なのが、
気圧変化を通知してくれるアプリの活用です。
● 気圧が下がる前に薬を飲む
● 運動量を調整
● 睡眠を多めに確保
● 予定を詰めすぎない
「予測して備える」ことで症状は大幅に軽減できます。
■⑧ 災害時の気象病はさらに悪化する
災害発生時はストレス・寒さ・睡眠不足が重なり、
気象病は通常の倍以上悪化します。
特に冬の避難生活では…
● 暖房不足
● 過度な緊張
● 就寝環境が悪い
これらが気象病を引き起こしやすく、
災害関連死の一因になることもあります。
■まとめ|冬の気象病は“予測すれば防げる災害”
気象病は「体質の問題」ではなく、
気圧と寒さという外的要因によって起こる“気象災害”の一種です。
結論:
冬の気象病は、気圧の予測・体を温める・生活リズムの安定で大きく防げる。
防災士として、災害時に体調悪化で困る人を数多く見てきました。
冬は特に体がダメージを受けやすい季節。
気圧と寒さの対策を行うことで、心身の安全をしっかり守ることができます。

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