【防災士が解説】冬の頭痛|寒さ・乾燥・低気圧で悪化する“冬特有の頭痛リスク”と対策

冬になると頭痛が増える――。
多くの人が感じるこの不調は、実は冬の気象条件と生活環境が重なって起きる“季節性の防災リスク”でもあります。
災害時の判断力低下につながるため、日常からの対策が重要です。


■① 冬に頭痛が多発する“3大要因”

冬は次の条件が同時に起こり、頭痛が出やすい季節です。

● 気温の急低下(血管収縮)
● 気圧の変化(低気圧)
● 乾燥(隠れ脱水)

この3つが揃うと頭痛の頻度が急増します。


■② 低気温で血管が強く収縮し頭痛を誘発

寒さによって首・肩の筋肉が緊張し血流が悪化。

● 緊張型頭痛
● 目の奥の重さ
● 肩こりに伴う痛み

外出と室内の気温差が大きいほど症状が強まります。


■③ 冬の低気圧で偏頭痛が悪化する

低気圧が接近すると血管が拡張し、偏頭痛が悪化。

● ズキズキ響く痛み
● 光・音に敏感になる
● 天気予報より早く痛む人も

雪の日の頭痛は典型的な“気象病”です。


■④ 冬は“隠れ脱水”が理由の頭痛が増える

冬は喉が渇きにくいため、水分補給が不足しがち。

● 湿度40%以下で脱水が進む
● 暖房の風で体の水分が奪われる
● 脱水=頭痛の大きな原因

1日1〜1.5Lを目安にこまめに水分を取ることが重要です。


■⑤ 冬の生活環境が頭痛を悪化させる

● 長時間の暖房 → 乾燥
● マスクで呼吸が浅くなる
● 姿勢不良(丸まり姿勢)
● 寒さによる睡眠質の低下

全て頭痛を誘発する“生活トリガー”になります。


■⑥ 災害時は頭痛が“重大リスク”になる

冬の停電・断水・避難所生活では頭痛が非常に増加。

● 水が飲めず脱水
● 寒さで筋肉が緊張
● ストレスで偏頭痛が悪化
● 眠れず判断力が落ちる

頭痛は“避難行動の遅れ”に直結します。


■⑦ 今すぐできる冬の頭痛対策

● 首・肩を温める(カイロ・マフラー)
● 加湿で湿度40〜60%を維持
● 姿勢をよくする
● ストレッチで血行改善
● 痛む部分は冷やす(偏頭痛の場合)
● カフェインの摂りすぎに注意

小さな習慣改善が症状を大きく減らします。


■⑧ 冬に備えておきたい“頭痛の防災備蓄”

● 頭痛薬(種類を分けて備蓄)
● 使い捨てカイロ
● 冷却ジェルシート
● スマホで気圧予報アプリ
● 水(1日2L目安)
● アイマスク・耳栓

災害×冬×頭痛はセットで発生します。


■まとめ|冬の頭痛は“気象災害の前兆”と考える

冬の頭痛は単なる体調不良ではなく、
「寒さ」「乾燥」「気圧」が複合した“季節性リスク”です。

まとめると――

● 頭痛は冬に増える
● 気圧・乾燥・寒さが主因
● 災害時には症状が悪化しやすい
● 日常の備えが命を守る行動につながる

結論:
冬の頭痛対策は“災害時に倒れないための防災行動”。早めのケアがあなたの判断力と命を守る。

防災士として冬災害で体調不良により動けなくなった方を多く見てきました。
頭痛の予防は、最も実践的な冬の防災です。

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