【防災士が解説】冬の体調不良|冬に不調が増える“5つの理由”と災害時の重大リスク

冬になると「なんとなく体がだるい」「疲れが抜けない」「風邪っぽい」──
多くの人が感じる“冬の体調不良”は、実は気象条件と生活環境が重なって起きる季節特有の現象です。

さらに冬の災害(停電・断水・寒波)では体調不良が一気に悪化し、命に関わるケースもあります。
日常の備えが、そのまま命を守る行動につながります。


■① 冬に体調不良が増える“最大の原因”は寒暖差

冬は外気温と室内温度の差が大きく、体がストレスを受けやすい季節です。

● 自律神経が乱れる
● 血管が急激に収縮
● 血圧が大きく変動

これが「だるさ」「頭痛」「肩こり」「疲労感」の原因になります。


■② 乾燥で免疫が大幅に低下する

湿度40%を下回る“冬の乾燥環境”は、体にとって大きな負担。

● のど・鼻の粘膜が乾いてウイルス侵入
● 免疫力が下がる
● 肌荒れ・かゆみ・静電気が増える

乾燥=風邪や感染症のリスク上昇と考えてください。


■③ 冬の隠れ脱水で体調が悪化する

冬でも人は汗をかきます。暖房・乾燥で水分が奪われ、気づかない脱水状態になることも。

● 頭痛
● めまい
● 集中力低下
● 倦怠感

冬は“のどの渇きに気付きにくい”ため、災害時は特に注意が必要です。


■④ 冬の食生活の乱れが不調に直結

冬は体温維持のためにエネルギーを消費しやすく、栄養バランスが崩れがち。

● 炭水化物・脂質に偏りやすい
● 野菜不足が続く
● 免疫が低下

避難生活や停電の時はさらに栄養不足が深刻化します。


■⑤ 睡眠の質が下がる季節である

冬は室温や湿度の変化で睡眠の質が低下しやすい。

● 寒くて寝付けない
● 乾燥で夜中に目が覚める
● 睡眠の浅さ → 体調不良に直結

“冬は睡眠が不安定になる”ことを前提に対策する必要があります。


■⑥ 冬の災害は体調不良が一気に悪化する

停電・断水・交通麻痺など、冬災害は体調悪化の条件が揃っています。

● 水が飲めず脱水
● 室温低下で血圧が急上昇
● ストレスで免疫低下
● 寝不足で判断力が低下

冬の災害では体調不良が命に関わるレベルまで悪化することがあります。


■⑦ 今すぐできる冬の体調管理ポイント

● 室温18〜20℃をキープ
● 湿度40〜60%を維持
● 水を1日1〜1.5L
● カフェインを摂りすぎない
● 栄養バランスを整える
● 寝る前のスマホを控える
● 首・肩・足首を温める

“体を冷やさない”ことが最強の予防です。


■⑧ 冬のために備えておくべき防災グッズ

● 加湿器 or 濡れタオル
● 使い捨てカイロ(多めに)
● 水2〜3日の備蓄
● 栄養補助食品
● 加湿マスク
● 湿度計付き温度計
● 毛布・寝袋

これらは災害時の体調悪化を防ぐための“命の備え”になります。


■まとめ|冬の体調管理は“災害の備え”

冬の体調不良は、気象条件・生活習慣・乾燥が重なることで起きる“季節性のリスク”です。

冬は…

● 体調が崩れやすい
● 免疫が下がりやすい
● 災害で悪化しやすい

だからこそ、日常のケアがそのまま防災につながります。

結論:
冬の体調管理は“倒れないための防災”。日常の小さな工夫が、非常時の命を大きく守る。

防災士として、冬災害で体調不良から動けなくなる方を多く見てきました。
冬の体調管理こそ、最も実践的な防災対策です。

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